目次
各企業、争うようにさまざまな新製品を作り出しています。
その新製品(商品)を生み出しているのが、「商品開発」のお仕事に携わる人々です。
企業の中枢を担っているとも言える「商品開発」ですが、実際どのような仕事をしているのでしょう。
また、「商品企画」とはどう違うのでしょうか。
今回から数回にわたり、「商品開発」について詳しくご紹介していきます。
今後連載していく記事は以下のとおりです。
1.商品開発とはどういう仕事?企画との違いは?
このページです。混同されやすい商品企画の仕事と比較しながら、商品開発についての基本的な情報をお伝えします。
2.化粧品開発の仕事内容とは?
化粧品開発の仕事を例に、商品開発の具体的な仕事内容についてご紹介します。
3.商品開発の年収ってどれくらい?給与と待遇事情
商品開発の年収や待遇などについてご紹介します。
4.食品の商品開発職に役立つスキルや経験って?
商品開発に求められる知識やスキル、活かせる資格などについてお伝えします。
5.商品開発職に就くには?面接や履歴書でのアピールポイント
履歴書や面接でのアピールポイントなど、商品開発の仕事に就くために役立つ情報をお伝えします。
6.商品開発の一日の流れは?
商品開発の仕事の基本的な一日の流れをお伝えします。
7.商品開発のやりがい、得られるスキル、経験とは?
商品開発の仕事をすることで得られるスキルや経験についてお伝えします。
今回は第一回、「商品開発」の概要をご紹介します。
商品開発とは
商品開発とはその名のとおり、商品や製品を開発する業務のことです。製品開発と呼ばれることもあります。
商品はイメージやアイデアの段階では、まだ形を持っていません。
商品開発はあらかじめ決められた商品のイメージやアイデアを、実際に商品として形にする仕事です。
たとえどんなに優れたイメージがあっても、商品開発の段階で実用化できる形にならなければ、その商品を販売することはできません。
企業が生み出す商品は、商品開発がきちんと形にしてこそ完成するのです。
商品開発と商品企画の違い
商品開発とよく混同される仕事に商品企画というものがあります。
商品企画の業務内容は、上述した「商品のイメージやアイデア」を生み出すことです。
顧客や市場を調査して集めたデータを分析し、顧客のニーズを把握したうえで商品のイメージを明確化させます。
つまり、どのような商品を作るのか、を決めるのが商品企画の仕事です。
商品企画が作った商品のイメージを目指して、商品開発はそれを具体的な形にしていきます。
商品開発の流れ
基本的には、まず商品企画が商品のイメージやアイデアを作り、それをもとに商品開発が形にしていくという流れです。
作業手順としては、「商品企画→商品開発」となっています。
しかし、商品の開発が常にこの流れで進んでいくとは限りません。
ときには商品開発からの技術提案によって商品イメージが変更されることもありますし、商品開発から商品企画へイメージやアイデアの提案がされることもあります。
(じつは商品企画の段階ではアイデアの実現可能性についてはあまり問題にされることがなく、商品開発の段階でアイデア変更の必要性が指摘されることがあるのです)
商品開発は、決してすでにあるアイデアに頼り切って商品を開発するわけではありません。
そのアイデアが実現可能かどうかを吟味し、場合によっては自らアイデアの提案をしていくといった姿勢が重要になるのです。
商品企画と比較しながら、商品開発について簡単にご説明しました。
商品開発は企業が販売する商品のアイデアを具体的な形にするという大切なポジションです。
商品開発に携わる人々の努力があってこそ役に立つ商品が誕生し、私たちの生活が便利になっていくと言えるでしょう。
次回は化粧品業界で働く商品開発を例に、商品開発の仕事内容を詳しくご説明します。
研究開発のお仕事ならRDサポート人材派遣
RDサポート人材派遣は、食品・創薬・製薬・臨床分野の研究開発職に特化した派遣会社です。理系出身のキャリアアドバイザーや担当営業があなたの転職活動を応援します。
研究開発職を希望する方の様々なライフスタイルやキャリアステージに合わせた転職サポートが強みです。派遣のお仕事を中心に、正社員紹介や複業支援を含めた長期的なキャリア提案を行っております。
現在転職を考えている方はもちろん、今のお仕事を続けていくべきか悩んでいる方、初めての転職で不安な方も、まずはRDサポートのキャリアアドバイザーに相談してみませんか。