ストレスで生理痛が重くなる!? 働く女性の生理痛対策

腹痛でお腹を押さえるスーツの女性

子宮が未熟な10代の頃は、生理のたびにひどい生理痛に悩まされたという女性も多いのではないでしょうか。

しかしこうした子宮の未発達によって起こる生理痛は、成人して子宮が成熟するにつれて軽くなっていくのが一般的です。

ところが一方で、「学生の頃は生理痛があまりなかったのに、社会人になってから生理痛がひどくなった」と悩む女性が少なくありません。

中には、痛みのために動けなくなってしまったり寝込んでしまったりするほどの重い生理痛になる人も多く、こうした成人女性の生理痛には、ストレスが大きく影響していると考えられています。

今回はそんな生理痛を緩和したいと思う方のために、ストレスと生理痛の関係と、ひどい生理痛への対処法についてお伝えします。

社会人になって生理痛がひどくなる原因は?

社会人として忙しい毎日に追われると、仕事や人間関係などによって心身にストレスが溜まるものです。

入社1年目から3年目の女性を対象に行われた調査によれば、「社会人になってから生理痛が重くなった」と感じている人は半数近くの45%にも及ぶのだそう。

また生理痛が重くなるだけでなく、生理前にはPMS(月経前症候群)に悩まされるという人も少なくありません。

PMSでは腰痛や頭痛などの体の痛みのほかに、イライラするとか気分が沈むなどの精神的なトラブルが起こるケースもあります。

こうした社会人になってから始まった生理痛やPMSは、仕事をする中でのストレスや、次第に重くなる仕事のプレッシャーなどが原因となり、体に影響を与えていると考えられます。

また、忙しさによる睡眠不足や不規則な生活、運動不足なども生理痛が重くなったり、PMSが生じたりする原因になっていると言えるでしょう。

重い生理痛への対処法は?

ストレスがたまると身体が冷えて血液の循環が悪くなり、経血が排出される際に子宮の収縮が強まってしまいます。

この子宮の収縮が生理痛となるため、身体を温めて血液の循環をよくすることが大切です。

仕事中のストレスを緩和して生理痛を和らげるためには、温かいものを飲んで血行を促進するのが効果的。

お腹や腰に貼るタイプのカイロを貼って温めるのもおすすめです。帰宅後はお風呂に入ったり手足をマッサージしたりして、身体をしっかり温めましょう。

また仕事で忙しい女性は、生理のときでもまとまった休息時間や睡眠時間が取れずに、ますます生理痛やPMSが悪化してしまうケースも見られます。

生理痛がつらい時には、無理せずたっぷりと睡眠を取って、十分に身体を休めましょう。

生理のときは特に、できるだけストレスを発散して、じっくり心身を休める時間を確保するよう心がけてくださいね。

症状が重い場合は婦人科医に相談する

患者さんの相談に乗る薬剤師の女性

生理痛が重いと感じても、市販の鎮痛剤を服用して痛みが治まるなら、とりあえず様子を見て良いでしょう。

ただし、痛みが引かず日常生活に支障が出てしまうほどであれば、自分で判断せず婦人科を受診されることをおすすめします。

特に「最近急に生理痛が重くなった」という場合には、女性特有の病気を発症している可能性が考えられます。

子宮内膜症や子宮筋腫をはじめとする病気の進行など、状況次第ではホルモン療法や手術が必要になることもあるので、注意したいところです。

こうした婦人科系の病気によって生理痛が発生している場合でも、早期に発見できれば軽い治療で完治するケースもあります。

重い生理痛が続く際は、我慢せず早めに受診してみてください。

自分に合った対処法を

婦人科を受診した結果、特に病気は見つからなかったけれどもやっぱり生理痛がつらいという場合には、生理痛を和らげるための治療をしてもらったり、薬を処方してもらったりすることができます。

薬には鎮痛剤のほか、低用量ピルを使って生理痛を和らげたり、漢方薬を取り入れたりという選択肢もあります。

また、ストレスが原因の生理痛の場合は、イライラをおさえてくれる精神安定剤が処方されるケースも。

どんな処置が効果的なのかは人によって違うため、医師とよく相談して自分に合った対処法を見つけたいものですね。

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