商品のアイデアを形にしていく「商品開発」について紹介する連載の第3回は、気になる「年収」と「待遇」についてです。
企業の商品の開発を行う「商品開発」。
ときに商品の企画アイデアの立案なども行うことがある、企業の中枢を担う職種です。
「商品開発の仕事に携わりたい」と考えている方も多いことでしょう。
ここでは、「商品開発」に携わる人たちの平均的な年収と待遇事情をご紹介します。
商品開発の平均年収
全体的な商品開発者の平均年収は以下のとおりです。
全体:520万円
20代:430万円
30代:620万円
全体の平均年収が500万円を超えています。
20代でも男性の平均は480万円、女性で395万円と平均で400万円を超え、30代になると男性で650万円、女性540万円と、600万円ほどの平均ですから、年収はそれほど低くありません。
職場の男女比については、男性53パーセント、女性47パーセントとほぼ半々。
女性の視点が活かせる仕事内容ということもあり、性別に関係なく活躍できる職場となっています。
また業界全体でみた場合に、他の職種と比べて専門学校出身者の割合が大きいというのも、商品開発の職場の特徴でしょう。
商品開発は専門的な知識に加えて感覚的なセンスが重要になる仕事です。そういう点ではありとあらゆる人が活躍できる職種だと言えます。
残業も比較的少なく年次有給休暇も取りやすいなど、待遇も比較的良いです。
培った経験を活かし、日々努力を重ねることで給与アップも見込めるなど、魅力の多い職種であると言えるでしょう。
各業界における商品開発の平均年収
次に、業種別に平均年収をご紹介します。
【医薬品・化粧品業界の平均年収】
全体:560万円
20代:465万円
30代:600万円
医薬品・化粧品業界の商品開発は、20代から400万円を大きく上回るケースが多いです。
また、40代以上になると800万円を超えるなど、年収は良いほうであると言えるでしょう。
給与体系がはっきりしているという特徴があり、福利厚生もしっかりしている傾向です。
評価制度が設けられており、評価によって給与が決定するのが一般的ですが、中には評価基準が不透明であったり、評価する人によって基準が異なったりするなどの問題点があることも。
しかし、基本的には頑張れば頑張った分だけ給与アップにつながる業界であると言えます。
【食品業界の平均年収】
全体:420万円
20代:340万円
30代:420万円
食品業界の商品開発の年収は、医薬品・化粧品業界の平均年収と比べて、全体的に多少下がる傾向にあるでしょう。
しかし大手の企業であれば、20代でも年収が700万円を超える企業があります。
食品業界の商品開発も給与は評価によって決定されますので、スキルアップと努力次第で給与アップが可能です。
残業が多いというイメージが強い業種ですが、企業内の残業管理が徹底されているところがほとんどで、待遇も悪くないと言えるでしょう。
また待遇ではありませんが、仕事柄、様々な食品を試食する機会が多く、他社視察のために食べ歩きをすることも重要な仕事です。
試食がある日は1食分が浮くこともあります。
タダで美味しいものが食べられるというのは、食べることが好きな人にとってメリットだと言えるでしょう。
以上が商品開発の平均年収と待遇事情です。平均年収は総じて高いと言えます。
また、努力次第で昇給ができるシステムになっています。
スキルを上げて実力をつけていけば、高年収が見込める仕事です。
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