知っておきたい人工甘味料の種類と特徴

商品棚に並ぶ飲料水

近年、糖質ゼロの飲料が多く販売されています。

砂糖を使っていないのでダイエットになると人気も高いですよね。

確かに砂糖が入っていなければ糖質を摂取しないので太りにくいというメリットがあります。

しかし気を付けなければいけないのが、人工甘味料の存在です。

人工甘味料にはたくさんの種類があり、砂糖の代わりとして甘味をつけるために使用されていることが多くありますが、なかには過剰に摂取すると危険なものもあります。

ここでは、知っておいて損はない人工甘味料についてご紹介します。

人工甘味料とは

砂糖に代表される天然甘味料は、自然の植物などから抽出した成分で作られる甘味料です。

サトウキビや、ハチミツ、メープルなどが天然甘味料の原材料となります。

一方で人工甘味料とは、文字通り人の手によって作られた甘味料のことです。

自然には存在しておらず、化学的に合成して製造されるものなので合成甘味料とも呼ばれることもあります。

種類によっては、砂糖よりも甘みの強いものや反対に弱いものなどいろいろなものがあり、主に砂糖の代用品として食品や飲料品などに利用されます。

砂糖不使用の飲み物が甘く感じられるのは、人工甘味料によるものです。

人工甘味料の種類

ペットボトルに入ったジュースを持っている女性

では、一般的に使用されている人工甘味料の種類をいくつか紹介しましょう。

・アスパルテーム

もしかすると、現在最も有名な人工甘味料がアスパルテームかもしれません。

アスパルテームは糖質ゼロの飲料品などに利用されている人口甘味料です。

アミノ酸(アスパラギン酸)とフェニルアラニンに由来しており、砂糖の200倍ほどの甘みを持つと言われています。

カロリーは1グラム当たり4キロカロリーと、普通の砂糖と変わりません。

少量の摂取量で甘みを感じることができるというメリットがありますが、多く摂取しすぎると砂糖を摂取するのと変わりがないので過剰摂取は禁物です。

・アセスルファムK

アセスルファムKはアスパルテームと並んで広く使用されている人工甘味料のひとつです。

1967年にドイツで偶然発見された人工甘味料で、日本では2000年に使用が認可され、以降急速に普及しました。

砂糖の200倍の甘みを持っているとされており、また、苦みの緩和などの効果があるとされています。

ただし、動物実験で甲状腺障がいや脳機能障がいの原因になる可能性があることが明らかになっているので、過剰摂取には注意が必要であると言えるでしょう。

・スクラロース

スクラロースはかなり強い甘みを持った人工甘味料で、その甘さは砂糖の600倍ほどだと言われています。

もともと1976年に、農薬の研究中にイギリスで生まれた人工甘味料で、1991年にカナダで使用が認可され、そののちの1999年に日本でも認可が下りました。

分子構造に塩素を含んでおり、ダイオキシンというような有害物質に近いものであるとされています。

動物実験で、ラットの腸内細菌(善玉菌)を殺す作用があることが確認されていますので、 過剰摂取は避けたほうが無難でしょう。


以上で紹介したものは代表例に過ぎず、世の中にはほかにもたくさんの人工甘味料が存在します。

もちろん現在実際に使用されている人工甘味料は、人体に直接的に有害であるというわけではありません。

しかし、なにごとも過剰に摂取するというのはリスクがあります。

砂糖が使われていないからと言って、いくら飲んだり食べたりしても問題ないということではないのです。

砂糖不使用の製品を飲食するときは、含まれている成分を確認しつつ、摂取はほどほどにするよう心がけましょう。

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