ネギは本当に風邪予防の効果があるの?

ザルに乗った沢山のネギ

「風邪をひいたときはネギがいい」という民間療法を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

いわゆる「おばあちゃんの知恵袋」のひとつですが、ネギには本当に風邪対策に効果があるといわれています。

ここではネギが持つ風邪対策の効果について、ネギに含まれている成分などを紹介しながら解説します。

ネギを首に巻くだけで効果あるの?

風邪をひいたらネギを首に巻けば治るという話を聞いたことがある方も多いと思います。

しかし、ネギは首に巻くだけでは風邪対策にはなりません。

ネギには独特のニオイと辛さがありますが、それはアリシンという成分によるものです。

アリシンには殺菌効果や疲労回復効果があるため、確かに風邪対策には効果的といわれますが、首に巻くだけで体に吸収されることはありません。

首に巻くことでネギのニオイが鼻に入り、ツンとすることがあるかもしれませんが、そのとき鼻に入るアリシンはごくわずかで、風邪の対策になるほどの効果は得られないと考えたほうがいいでしょう。

ネギを食べることは風邪対策になる!

前項で紹介した通り、ネギに含まれているアリシンという成分にはとても強い殺菌効果や疲労回復効果があり、摂取することで風邪対策になります。

また、アリシン以外にも、ネギにはカロテンやビタミンCなどが含まれています。

風邪を予防したり早く治したりするには、体の免疫力や抵抗力を高めることが大切です。

カロテンやビタミンCといった免疫力を高めてくれる栄養素が豊富に含まれているネギに、高い風邪対策効果があるというのは事実であるといえます。

それらの栄養素を摂取するには、ネギを首に巻くのではなく食べなくてはいけません。

ネギはいろいろな料理に使われるので、比較的簡単に食事に取り入れることができるでしょう。

しかし、アリシンは水に溶けやすく、また熱にも弱いという特徴を持っており、うかつに調理をすると効果が薄くなってしまう可能性があります。

風邪対策効果を最大限発揮するには、ネギを生で食べるのがベストです。

風邪をひいて胃腸が弱っているときに生のネギを食べるのは刺激が強すぎると思う方もいるかもしれません。

しかしアリシンには胃液の分泌を促進する作用があるので、むしろ胃腸の調子をよくしてくれます。

ネギは鍋に入れて食べよう!

ネギがたくさん入った鶏鍋

生で食べるのがいいとはいっても、ネギを生で食べるのは大変です。

お味噌汁やうどんに刻みネギを入れるというのがおすすめの食べ方ですが、それだとどうしても量に限界があります。

できることなら、たっぷりのネギを食べたいところです。

ネギの持つ風邪対策効果を損なうことなく、また美味しくたっぷり食べるのであれば、鍋にするのが最適の方法でしょう。

前項で紹介した通り、アリシンは熱に弱く水に溶け込む特性を持っています。

鍋であればスープの中にアリシンが溶け込んでくれますので、スープも一緒に食べることでアリシンを摂取することが可能です。


風邪をひいたらネギがいい、という民間療法はあながち間違っていません。

確かにネギを食べるだけで風邪が治癒することはないですが、確かな風邪対策にはなってくれます。

風邪をひいたときはネギをたっぷり入れた鍋を作って風邪をできるだけ早く治し、健康的な体を取り戻しましょう。

研究開発のお仕事ならRDサポート人材派遣

RDサポート人材派遣は、食品・創薬・製薬・臨床分野の研究開発職に特化した派遣会社です。理系出身のキャリアアドバイザーや担当営業があなたの転職活動を応援します。

研究開発職を希望する方の様々なライフスタイルやキャリアステージに合わせた転職サポートが強みです。派遣のお仕事を中心に、正社員紹介や複業支援を含めた長期的なキャリア提案を行っております。

現在転職を考えている方はもちろん、今のお仕事を続けていくべきか悩んでいる方、初めての転職で不安な方も、まずはRDサポートのキャリアアドバイザーに相談してみませんか。