派遣でもダブルワークしていい? ポイントや注意点を解説

働き方改革などの影響で、近年ダブルワークを行う方が増えてきました。

派遣社員として働いている方のなかにも、より多くの収入を得たいという理由や、趣味を活かした仕事もしたいなどという理由で、ダブルワークを希望する人も少なくありません。

そこで今回は、派遣社員がダブルワークをする際に押さえておきたいポイントと、注意点についてご紹介したいと思います。

派遣でダブルワークが可能なケースは?

派遣社員のなかでも、会社で禁止されておらず体力や時間に余裕がある人は、ダブルワークをしているという人もいます。ダブルワークについての規定は、派遣会社によって異なるため、まずは派遣会社にダブルワークの可否を確認しましょう。

派遣社員の場合は、雇用形態が「常用型派遣」の場合と「登録型派遣」の場合とで異なり、常用型派遣の場合は、派遣会社での正社員としての勤務となるため、派遣会社によって禁止されている可能性があります。

いっぽうで、登録型派遣の場合は、短時間勤務や短期間派遣なども存在していることから、常用型派遣よりはダブルワークを禁止している可能性が低いといえます。しかし、派遣先会社との取り決めによって、ダブルワークが好ましくない場合もあるので、いずれにしても確認をするようにしましょう。

派遣でのダブルワークのポイント

【雇用保険・社会保険について】

派遣社員の場合でも、条件を満たすことで雇用保険へ加入することができますが、ダブルワークの場合、どちらか片方の会社での加入となります。一般的に、2か所のうち給与を多くもらっている会社での加入となりますので、収入が少ないほうの会社には、雇用保険に入らない旨を伝える必要があります。

いっぽう、社会保険については、両方の会社から按分して保険料を天引きされます。加入条件を満たす場合は、「健康保険・厚生年金保険所属選択・二以上事業所勤務届」を作成し、健康保険組合や年金事務所などへの提出が必要となります。

【年末調整について】

月々の給与を受け取っていると、会社の経理担当者が年末調整を行ってくれますが、ダブルワークをしている場合は、両方の会社で年末調整を行うと所得税額の計算が正しく行われなくなってしまいます。

そのため、ダブルワークの際は、どちらかの会社に依頼をし、もう片方の所得もまとめて年末調整をしてもらう必要があります。もし、頼むことが難しい場合は、自分で確定申告をするようにしましょう。

派遣でのダブルワークの注意点

【体調管理の徹底】

ダブルワークを行う場合は、時間や体力が必要となります。一方の仕事が忙しいから、もう一方の仕事がおろそかになるようでは、ダブルワークは務まりません。

ダブルワークをするなら体調管理を徹底し、両方の仕事のパフォーマンスを維持できるようにしましょう。

【スケジュール管理の徹底】

ダブルワークを行う場合は、休日や夜間の時間を割くことも多く、スケジュールに余裕がなくなりがちです。

それぞれの仕事において、突発的な残業や休日出勤が発生する可能性や、起こり得る移動時の交通機関によるトラブルを想定し、スケジュールについてはしっかりと吟味するようにしましょう。

【確定申告を忘れない】

両方の収入について年末調整を依頼できない場合は、自分で確定申告を行うことを忘れないようにしましょう。

ダブルワークは、うまく組み合わせることで気分転換や余暇を収入に変えるなどのメリットも多いものです。

始める際には派遣会社へ確認を行い、無理のないスケジュール内で行うようにしましょう。

研究開発のお仕事ならRDサポート人材派遣

RDサポート人材派遣は、食品・創薬・製薬・臨床分野の研究開発職に特化した派遣会社です。理系出身のキャリアアドバイザーや担当営業があなたの転職活動を応援します。

研究開発職を希望する方の様々なライフスタイルやキャリアステージに合わせた転職サポートが強みです。派遣のお仕事を中心に、正社員紹介や複業支援を含めた長期的なキャリア提案を行っております。

現在転職を考えている方はもちろん、今のお仕事を続けていくべきか悩んでいる方、初めての転職で不安な方も、まずはRDサポートのキャリアアドバイザーに相談してみませんか。