出産経験がない働く女性にとって、初めての産休・育休取得は不安が大きいものです。

しかも休暇を取ったからといって育児に専念できるかというと、実はそうでもありません。

ここでは出産後の職場復帰に向けて先輩ママたちがやっていたことを参考に、産休・育休中にやっておくべきことを紹介します。

出産前にやっておくべきこと

産休中はあまり無理をせず自宅で調べ物をしたり、妊娠中の思い出づくりをしたり、産後の準備などをしていた先輩ママが多いようです。

時間がある時に次のことを調べたり、職場の出産経験がある人に相談してみましょう。

• 職場への申請書類の有無
• 自宅や職場近くの保育園探し
• ベビー用品のおさがりの相談

大きなお腹を抱えての生活は、周りに迷惑をかけまいと無理をしがちです。

産休中はできるだけ体を休め、臨月になる前にいつ陣痛がきても対応できるよう準備しておきましょう。

出産後にやるべきこと

出産したら赤ちゃんにつきっきりで面倒をみることになりますが、やるべきことは他にもあります。

出生届や児童手当など、申請しなければいけない書類がたくさんあるのです。

共働きの場合は、以下の書類手続きが追加されます。

• 乳幼児医療費助成（健康保険加入後1ヵ月検診まで）
• 出産手当金（出生後56日以内）
• 育児休業給付金の申請（育休開始日1ヶ月前まで）
• 年末調整での配偶者（特別）控除

これらを出産後に全てやるのは大変です。

期限ぎりぎりになって慌てずに済むよう、出産前から準備しておくなど落ち着いて手続きできるようにしましょう。

・予防接種を受ける

働きながら子供の予防接種に行くのは、病院の時間と仕事の日程を調整しなければならず、非常に大変です。

子供の体調にも影響されますから、できる限り育休中に済ませておきましょう。

またワクチンの関係で、1つ打ったら他の予防接種が受けられないという場合があります。

病院の受付・診察時間、ワクチンの種類などを考慮してスケジュールを立てることが大切です。

かかりつけの小児科で相談して予定を組んでもらうと良いでしょう。

安心して復職するために

・復帰後を考えた生活リズムにする

仕事に復帰すると朝は今まで以上に忙しくなります。

育休中にやっていた朝の家事にプラスして化粧や食事を短時間で行わなければなりません。

その場で慌てないためにも「朝早めにおきる」「昼やっていた洗濯を夜に行う」など、復帰後を想定して生活リズムを慣らしておきましょう。

・家事と育児の分担を決める

育児休暇中、片方に家事・育児が偏ってしまうと、仕事に復帰した後の家事が円滑に進まなくなります。

産休・育休中に共働きになったときを想定しておくことが大切です。

朝は父親に子供の面倒を見てもらい、母親は朝ごはんの準備や身支度などを済ませる、夜は母親が子供の面倒を見ている間に、父親が洗濯や掃除を行うなど、担当を決めておきましょう。

・職場の状況を知る

休暇中も仕事仲間と時々メールや電話をして職場とのつながりを持っておくと、復帰後も安心して仕事を再スタートできます。

中には予備知識のないまま復職して環境の変化についていけず、復帰を断念してしまうケースもあるようです。

そうしたことにならないためにも、同僚や上司とコミュニケーションを取り、復帰前に職場のことを調べておくようにしましょう。

また場合によっては、今までと違う部署に転属させられることも多々あります。

「復帰したらどのような仕事を任せられるのか？」なども確認しておきましょう。

このように産休・育休を取ってもやることはたくさんあります。

自分や子供の体調にも左右されることも考えられるので、産休に入る頃には必要書類を用意しておいたり、 チェックリストを作成しておくと良いでしょう。

実家や義両親の存在など、いざというときに手助けしてくれる人を確保しておくことも大切です。

職場復帰を成功させる秘訣は、仕事と育児のストレスを溜め込まないこと。

世代を問わず、いろんな働くママに話を聞いてみるのもオススメです。

復帰後の漠然とした不安も経験者の話を聞くことで、きっと気が楽になりますよ。

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