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食品売り場で見かける機会も増え、一般的な認知度も高まっている「特定保健用食品(トクホ)」。
飲み物などを購入する時、「どうせ買うならトクホ商品にしようかな」と手に取ったことのある方も多いかと思います。
しかし、具体的にどんな成分が含まれているのかについてまではご存知ないという方も少なくないのではないでしょうか?
今回は、トクホなどで最近注目を集める成分の一つ「難消化性デキストリン」について、どういった成分なのかや期待される保健効果などをご紹介します。
難消化性デキストリンとは
デキストリンとはデンプンの一種。
難消化性デキストリンとは、簡単に言うならば文字通り「消化しにくいデンプン」だと言えます。
天然のデンプンを加水分解し、そこから難消化性の成分を抽出して調整したもので、水溶性の食物繊維です。
不足しがちな食物繊維を補うことに役立ち、食後の血糖値や中性脂肪の上昇を抑える効果や整腸の効果などによってトクホの許可実績があります。
現在のトクホ商品のうち、およそ3割が難消化性デキストリンを含む商品になっています。
難消化性デキストリン5つの効果
難消化性デキストリンによる保健効果には、主に以下のようなものが挙げられます。
・お腹の調子を整える
腸の中で水分を保持する働きがあるため、便の量を増やすとともに便をやわらかくして、スムーズに排便しやすくなります。また、腸内環境を整えることにも役立つと考えられています。
・食後の血糖値上昇を抑える
糖の吸収スピードを緩やかにすることによってインスリン分泌を穏やかにし、食後血糖値の急激な上昇を抑える働きがあります。
・食後の中性脂肪上昇を抑える
脂肪の吸収スピードを緩やかにするため、食事と一緒に摂ると食後中性脂肪の上昇を抑えてくれます。
・内臓脂肪を減らす
難消化性デキストリンを含むお茶を食事とともに飲み続けた人は、通常のお茶を飲み続けた人と比較して内臓脂肪が減少したという試験結果が報告されています。
・ミネラルの吸収を促す
カルシウムやマグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラル類の吸収率を高める働きがあります。
以上のような効果から、難消化性デキストリンを摂ることで糖尿病や動脈硬化、メタボリックシンドロームなどといったさまざまな生活習慣病の予防に役立つと考えられています。
またお通じを良くすることで、便秘解消効果も期待できます。
食事からの食物繊維摂取が不足しがちな方は、難消化性デキストリンを含む飲料などを合わせて摂ってみるのも良いかもしれませんね。
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