去年の平均年収は?業種別2016年平均年収ランキング

積み上げた小銭に座る人形

就職や転職を考えている方々が仕事を探す際に気になるもののひとつに、就職先の年収があると思います。

できることなら年収の安定した業界で働きたいですよね。

日本の労働者全体の平均年収は約440万円と言われています。

では業種別に見たときの平均年収はどのくらいなのでしょうか。

今回は2016年の業種別平均年収ランキングと、年収が安定している食品業界の動向について紹介したいと思います。

2016年 平均年収ランキング(1位~10位)

では早速、業種別のランキングを見ていきましょう。

【1位】

「投資信託・投資顧問」701万円

【2位】

「医薬品メーカー」672万円

【3位】

「医療機器メーカー」582万円

【4位】

「電子・電気部品・半導体メーカー」569万円

【5位】

「家電・通信機器メーカー」556万円

【6位】

「信託銀行」「証券会社」(同率6位)551万円

【8位】

「損害保険」550万円

【9位】

「CRO・SMO・CSO」515万円

【10位】

「自動車・輸送機器メーカー」500万円

以上のような結果になりました。

1位の「投資信託・投資顧問」が前回比20万の増加となっていたり、8位の「損害保険」が60万円増で年収を大きく上げていたりと、金融業界は平均年収の水準が高いということが言えるでしょう。

またトップ3に2業種ランクインした「メディカル系」も、平均年収が高いと言えそうです。

食品業界の動向

様々な食品のイラスト

平均年収ランキングには入っていなかった食品業界ですが、業績は比較的安定している業種であると言えます。

事実、「食」というのはわたしたちの生活に欠かせないものであるため、従来から食品業界は不況に強いと言われているのです。

2005年以降、食品業界全体の規模はゆるやかな増加傾向を辿っています。

2008年のリーマンショックによる世界的な不景気の影響で消費者の購買意欲が低下した中でも、食品業界は業績を伸ばしました。

近年では自然災害などに備えて保存食の買いだめをする消費者が増え、インスタント食品などの需要が高まっています。

そのためインスタントラーメンなどを扱う食品企業では、企業間で熾烈なシェア争いが繰り広げられており、アジアを中心に海外進出も積極的に行われるなど、今後も業績が伸びていくと見込まれています。

海外における日本食人気の増加も、食品業界の追い風になっていると言えるでしょう。

海外では寿司人気の上昇によってしょう油の需要が高まり、大手企業のしょう油が世界100か国以上で販売されています。

国内の人口が減少傾向にあるため、国内の食品市場は徐々に縮小されていますが、海外進出によって活路を見出している企業がたくさんあるのです。

今後は海外事業が成功するかどうかが、企業の明暗をわけるカギになると言えるでしょう。

また最近では、食品の産地にこだわる消費者が増えています。

食品偽装問題などがここ数年で起こりましたが、その影響で加工食品のすべてに産地表示を義務付けるなど、消費者に安全性をアピールできるルールが作られました。

これらによって食品業界の課題のひとつである「食の安全性」に関する問題も解消されると考えられています。

消費者もより安心して購入することができるようになり、食品業界を活性化することにつながるでしょう。


誰もが生きるために必要な「食」にかかわる食品業界。

上記のランキングには入っていないものの、食品メーカー上位10社の平均年収は、900万円を超えています。

食品偽装や食品衛生などの課題はありますが、海外進出やそれらの課題解決に取り組むことが出来れば、今後も業績を伸ばしていける業界であると言えるでしょう。

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