転職を考えたとき、年収がどれくらいになるのか気になるところですよね。

品質保証の仕事では、いったいどれくらい年収がもらえるのでしょうか。

今回は、品質保証の平均年収や待遇事情などについてお伝えします。

食品・化粧品業界の品質保証の年収は？

まずは食品・化粧品業界の品質保証の平均年収を年代別にみてみましょう。

年代による金額差は、一般社員か管理職かによるところが大きいようです。

やはり30代を超えると管理職に就く方が増えるため、20代に比べると年収が高くなる傾向があります。

また品質保証は仕事柄、商品の企画から販売後に至るまでの全体像を把握している必要があります。

そのため品質管理や商品開発、製造・生産管理などの職種を経験した方が、品質保証にキャリアチェンジすることも珍しくありません。

その場合、転職時にある程度の年齢であることが考えられるため、たとえ未経験者であっても、品質管理など他の職種に比べて年収が高めになる傾向があると言えるでしょう。

医薬品業界の品質保証の年収は？

では医薬品業界の品質保証の平均年収はどうでしょうか。

食品・化粧品業界の品質保証に比べると、若いうちの平均年収は比較的高めです。

医薬品業界でも30代を超えると管理職についている方の割合が増える傾向にあります。

その後の年収差は、食品・化粧品業界と大きく変わらないでしょう。

医薬品業界では独自の評価制度を設けている企業が多く、そこで得た評価や上司からの推薦、論文などを書くことによって昇格が決まるということも多くあります。

実際に医薬品業界で働く人によると、自身が思う実力と評価結果に差を感じてしまうなど、なかなか100％満足とはいかないようです。

しかし基本的には、仕事をきちんとしていれば相当に給与も上がっていくという仕組みが整っています。

努力が評価に反映され、昇格して年収を上げていくことができるという点でいえば、他業種や他職種と大きな違いはないでしょう。

品質保証の男女別の平均年収は？

男女別に品質保証の平均年収を見てみましょう。

品質保証の年収は、どの分野であっても若いうちは低く、昇格やスキルの向上に伴って上昇するという特徴があります。

男女差もそれほどなく、女性も安心して働ける職種であると言えるでしょう。

品質保証は福利厚生が充実？額面収入より結果的には高くなる場合も

品質保証職には営業職のようにインセンティブや出来高払いなどがなく、固定給のみの支払いとなります。

そのため額面の平均年収は、インセンティブなどがある職種に比べて多少低くなりがちです。

しかし食品業界や化粧品業界、医薬品業界では、住宅手当や社宅の貸与などがある場合も多いため、結果的な年収という観点ではそれほど低くならないのではないでしょうか。

また、基本給のほかに残業手当や休日手当がきちんと支給されるクリーンな企業が多く、ボーナスやその他手当なども充実しているケースが多いようです。

実際に転職した方の中にも、年収は前職に比べて下がったが家賃補助などがあり、結果的に年収が上がったというケースは珍しくありません。

また、化粧品業界では女性社員の割合が高いため、産休や育休などの制度が他業界に比べて充実している傾向があります。

子育てにも注力しながら安心して働ける環境を整えている企業が比較的多い業界であると言えるでしょう。

品質保証の職場環境は？どんなところで働くの？

最後に、品質保証職の職場環境をご紹介します。

品質保証職の就業場所は、主に本社などのオフィスや工場などに併設されている事務所になります。

一般的にイメージするオフィスワークであると考えれば、そう遠くないでしょう。

品質管理部門や商品開発部門と一緒に業務を進めることが多いですが、品質保証の仕事は幅が広いため、業務内容によっては営業部門に配属となる場合もあります。

本社などのオフィスで就業する場合は、最寄り駅から徒歩５分以内など、駅に近い場所にあることも珍しくありません。

工場や研究所などに比べて都心にあり、比較的通勤に便利な立地だと言えるでしょう。

また正社員や派遣などの雇用形態に関わらず、一人１台ずつパソコンとデスクが与えられます。

服装はカジュアル～オフィスカジュアルであることが多く、ある程度好きなスタイルでの出勤が可能です。

仕事帰りに出かける場合にもおしゃれが楽しめるのは、女性に嬉しいところですね。

以上が品質保証の年収、待遇事情です。

品質保証の年収アップには、スキルを上げて昇格を目指したり、資格を取得して手当をもらうなどの方法があります。

社内外を問わず勉強会を催している企業もあり、働きながらスキルアップも見込めそうです。

またインターネットなどで検索すると、知識向上のためのセミナーや講習会などが多数ありますので、興味がある方は参加してみるのも良いかもしれませんね。

転職を考える際に、年収の「手取り金額を上げたい」のか、それとも「各種手当や福利厚生をしっかりしたものにしたい」のかという点で、転職先の選び方は変わってきます。

後悔しない転職をするために、ご自身の求める１番の条件は何かをしっかり見極めておきましょう。

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