理系と文系の考え方はどんなふうに違う?

向かい合って話す2人の女性

「あの人は文系っぽい考え方だな。自分とぜんぜん違うな」と感じたことはないでしょうか。

あるいは、「そういうとこ理系っぽい!」なんて言われたことは?

そもそも人間を「理系」と「文系」の2種類に分けられるはずもないですし、同じ理系でも考え方は人それぞれ。

理系の科目が得意だけど文系科目も好きだという人も多く、逆もまたしかり。

もっと言うなら、理系科目も文系科目もまったく得意でも好きでもない人だっているわけです。

それでも、人は理系と文系の違いを語るのが好きです。

それはたぶん、その話題がコミュニケーションに役立つと知っているから。

自分や周囲の人を思い浮かべて「あるある!」「たしかにそうかも……」なんて当てはめてみるのは楽しいし、理系と文系の相互理解にも多少は役立つかもしれません。

ナンセンスだと決めつけず、理系と文系それぞれどんな傾向があるのか、違いを考えていきましょう。

「理系は論理的、文系は直感的」って本当?

理系と文系の考え方の違いとして、よく「理系は論理的に考え、文系は直感的に考える」と言われます。

よく似たものに「男性は論理的、女性は感情的」というのもありますね。

理系には男性が多く、文系には女性が多いので同じような意味で使われることが多いのかもしれません。

論理的思考(ロジカルシンキング)とは、一貫して筋の通った考え方のことを言う場合が多いようです。

これに対して、過去の経験などから感覚的に判断するような考え方が直感的思考と呼ばれます。

文系科目は知識(歴史的事実や漢字の読み方、単語の意味など)を問われる問題が多くあります。

それに対して、理系科目には論理的思考が求められる問題が多いため、論理的な考え方をする人が理系に向いていると言われるようです。

確かに、試験問題の傾向から言えば、そういう側面はあるのかもしれませんね。

判断基準が自分の外にあるか内にあるか

理系の研究では、調査や実験で得られた客観的なデータにもとづいて結論が導き出されます。あくまでもデータが示す事実が判断基準となるのが理系の学問です。

一方、文系の研究では、さまざまな学説が立てられるのが基本です。

調査や実験などにもとづき論理的な検証ももちろん行われますが、最終的に結論を導き出す際に「自分の考えが正しいかどうか」という判断を下していることになります。

言い換えれば、専門にする研究の性質上、理系の人は客観的に考える傾向、文系の人は主観的に考える傾向が強いということです。

結果として、理系の人は考えを話すときに感情を差し挟むことをせず、反対に文系の人は考えに感情を交えて話すことが多いのかもしれませんね。

人づきあいの考え方にも影響がある?

楽しそうに内緒話をする2人の女性

人づきあいや恋愛などにおいても「理系はクールで草食系が多く、文系は情熱的で肉食系が多い」と言われることがあります。

理系の人は人づきあいにも合理性を求めることが多く、文系は感情を大切にするからという理屈のようです。

そういう傾向があると言われたら、あるかもしれないと思わないこともないですが、実際のところはどうなのでしょうか。

理系か文系かは人づきあいや恋愛に対する考え方にそこまで関係がないような気がします。みなさんの周りではどうですか?


理系の人と文系の人の考え方の違いについて、よく言われる説などを取り上げて考えてみました。

こうしたテーマについて考える際の視点も、理系の人と文系での人は違いがあるかもしれません。

身近な人との会話の話題に取り上げてみてはいかがでしょうか。

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