食中毒になったときのために知っておきたい対処法

具合が悪そうな女性

食中毒の発生が最近多く発生しています。

夏場によく出る印象が強い食中毒ですが、実際は1年中いつでも発生の可能性がありますので注意が必要です。

ここでは食中毒にかかってしまったときに自分でできる対処法についてご紹介します。

万が一のときのために、しっかり応急処置のとりかたについて把握しておきましょう。

まずは症状の確認

家族や友人などが食中毒になってしまったときは、まずその症状がどのようなものか確認しましょう。

症状によって対処の方法が変わってきます。

食中毒にかかった際に起こる主な症状は以下の通りです。

  • 下痢
  • 嘔吐
  • 腹痛
  • 発熱

発症までは体調や原因となる食品の摂取量によって異なりますが、上記のような症状が食品を摂取してから数時間~数日で起こります。

最近食中毒を発症する可能性のある食品を食べたかどうか質問しましょう。

キノコやフグなど、命にかかわる毒素を持った食品をとっている場合は、すぐに病院へ行くようにしてください。

水分の摂取

特にこれと言って毒素のある食品をとっておらず、症状が比較的軽い場合は、まず水分を補給することが重要になります。

食中毒の症状には下痢や嘔吐など、体内の水分を大量に排出してしまうものがあるからです。

嘔吐や下痢によって、水分以外にもナトリウムやカリウムといった栄養素も排出されます。

脱水症状を起こさないようにするためには、単純な水よりもスポーツドリンクなどを飲むほうが有効的です。

嘔吐がひどい場合は横向きに寝かせる

嘔吐がひどい場合は、体を横向きにして寝かせてあげるようにしましょう。

あおむけに寝かせると、吐いたものが気管に入って肺炎になってしまったり、再作の場合窒息してしまったりする危険性があるからです。

また、食中毒にかかった人がお年寄りや小さな子どもなどである場合は、吐いたものが口の中にたまらないよう、ビニール手袋をした手でかき出すようにしてあげてください。

整腸剤を飲むなど、胃腸にやさしいものを摂取する

食中毒になると胃腸が荒れてしまうので、整腸剤や胃腸薬などを飲ませてあげるようにしましょう。

下痢がひどいからと言って下痢止めなどを飲ませるのはNGです。

下痢は毒素を体外に排出するために必要な生理反応ですので、むやみに止めてしまうと毒素が外に出なくなり、より症状が悪化してしまう可能性があります。

食事についてはうどんやおかゆといった、胃に刺激を与えにくいものを食べさせてあげるようにしてください。

病院へ行ったほうがいい症状

腹痛でお腹を抱える女性

症状が軽い食中毒であれば上記の対処法をとり、安静することで治ることがあります。

しかし場合によっては、すぐに病院へ行ったほうがいいケースもありますので、注意してください。

以下のような症状が見られる場合は、病院へ行き、医師の診察を受けるようにしましょう。

・水も飲めないほどの嘔吐

水が飲めない場合、脱水症状を起こす可能性があります。

・吐血

嘔吐を繰り返すと、食道が裂けてマロリーワイス症候群などの合併症を引き起こす危険性があります。

・血便

便に血が混ざる場合は専門的な治療を施す必要があるケースが多いです。

・呼吸困難

フグ毒など、神経に影響を与える毒素をとってしまった場合には呼吸困難に陥ることがあります。

命にかかわるものですので、直ちに病院へ行くようにしてください。


食中毒は人の命にかかわることがあります。

そのような食中毒が発生しないよう、食品メーカーや食品製造工場では、製品の細菌検査や衛生管理をおこなうなどの品質管理を徹底しています。

人の口に入る食品を扱うメーカーにおいて、品質管理の仕事はとても重要であるということが言えるでしょう。

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