通常の蜂蜜以上の効果や効能があると言われているマヌカハニー。

名前だけでも聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

マヌカハニーには強力な殺菌成分である「食品メチルグリオキサール」が含まれており、実際にたくさんの健康効果があると言われています。

ここでは、マヌカハニーとはどのようなものか、また、どのような効果があるのかをご紹介します。

マヌカハニーとは

マヌカハニーとは、ニュージーランドに自生している「マヌカ」という木の花から採れる蜂蜜のこと。

マヌカはオーストラリアの一部を除き、ニュージーランドにしか生えていないとされており、マヌカハニーはほぼ100％ニュージーランド産です。

殺菌成分が多く含まれているため、風邪やインフルエンザなどの病気予防になると言われています。

マヌカハニーには「UMF」もしくは「MGO」と表記がされていますが、これはマヌカハニーの抗菌濃度についての認証を表記したものです。

UMFはニュージーランド政府の外郭団体である「アクティブマヌカハニー協会」が認証したもので、つまり、国が認証したもの。

MGOはニュージーランドにある大手蜂蜜会社の「Manuka Health社」が認証したもので、大手企業のお墨付きといった意味があります。

マヌカハニーの効果①　胃腸疾患の改善

マヌカハニーは、ピロリ菌、大腸菌、腸球菌、消化性潰瘍、化膿レンサ球菌などによる胃腸疾患の改善に効果があるとされています。

イギリスの医療雑誌「Journal of the royal Society Medicine（1994年1月号Vol.87）」において、5％の濃度のマヌカハニーでピロリ菌を殺菌することができると発表されました。

一般的な蜂蜜の場合、ピロリ菌を殺菌するには40％の濃度が必要であることから、いかにマヌカハニーの殺菌効果が高いかが分かると思います。

マヌカハニーの効果②　虫歯や歯肉炎などの予防

蜂蜜は甘味料であるというイメージから、虫歯の原因になってしまうのではないかと思う方も多いかもしれません。

しかし、一般的な白砂糖とマヌカハニーでは含まれている成分が異なるため、虫歯の心配はありません。

マヌカハニーは、フルクトース（果糖）やグルコース（ブドウ糖）を主成分としており、それらの糖分は虫歯の原因になりにくいとされているのです。

高い殺菌効果を持つマヌカハニーはオーラルケアに効果があると言われ、虫歯菌の殺菌や、歯垢や歯肉炎の減少に効果があると言われています。

また、口内炎に塗布することで治療になるなど、お口トラブルの改善に効果があります。

マヌカハニーの効果③　風邪予防

風邪をひいたときには蜂蜜を摂取すると良いとよく言われますが、蜂蜜の中でもマヌカハニーは特に風邪予防や風邪の改善につながります。

マヌカハニーは高い抗菌作用のほかにも、ビタミンやミネラル、アミノ酸などを含んでおり、栄養価が通常の蜂蜜よりも高いです。

喉が痛いときなどにマヌカハニーを摂取することで、痛みを和らげたり、生姜湯やホットミルクなどにマヌカハニーを混ぜて飲むことで鼻詰まりを改善したりなど、風邪の治療に効果があると言われています。

また、2014年に長崎大学から発表された論文によると、マヌカハニーにはインフルエンザウイルスの増殖を抑制する効果もあるとされており、健康的な生活を送るための強い味方になってくれることが期待されています。

このほか、整腸作用やガン予防にもつながると言われているマヌカハニー。

1日ティースプーン3～4杯が適量とされており、手軽に摂取することができます。

健康的な生活のために、食生活にマヌカハニーを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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