話題の食品「ギー」ってどんなもの?

話題の食品「ギー」ってどんなもの?

バターの健康効果が取り上げられることは多いですが、最近ギーという食品が注目を集めています。

外国では大きな話題になっていますが、まだまだ日本では知名度は低く、名前を聞いたことすらないという方も多いのではないでしょうか。

ここでは、海外で話題になっているギーとはどのような食品なのか、その特徴や効能についてご紹介します。

ギーとは

ギー(Ghee)とは、牛、水牛、ヤギのミルクを使って作るバターのことです。

より厳密に言うと、バターを加熱しろ過したものをギーと呼びます。

溶かしバターのようなものを想像してもらうと分かりやすいかもしれません。

ミルクを沸騰させ煮沸殺菌し、それを乳酸発酵させ、無塩バター(マカーン)を作ります。

そのマカーンをじっくり加熱してろ過し、たんぱく質、水分、不純物を取り除いたものがギーです。

香ばしく甘い匂いが特徴で、食用の油ではなく、マッサージをするときに塗る油としても使用されるなど、さまざまな場面で利用されるバターです。

ギーに含まれている栄養素

ギーには豊富な栄養素が含まれています。健康や美容に効果がある栄養素もたっぷり入っており、インドの伝統医学である「アーユルヴェーダ」では、「活力の素」と呼ばれているほどです。

以下が、ギーに含まれている代表的な栄養素です。

・ビタミン

ギーにはビタミンAやビタミンEといった、老化や動脈硬化を防止する抗酸化作用のあるビタミンが豊富に含まれています。

・共役リノール酸

脂肪の分解や燃焼を促す効果のある共役リノール酸が多く含まれています。

・中鎖脂肪酸

エネルギーに変化しやすく、脂肪の分解や燃焼を促す効果がある中鎖脂肪酸が多く含まれています。

・短鎖脂肪酸

腸内を弱酸性化し、悪玉菌の増殖を防ぐなど腸内環境を改善する効果を持つ短鎖脂肪酸が多く含まれています。

ギーの持つ効果

ギーの持つ効果

ギーには嬉しい効果がたくさんあります。

・ダイエット効果

共役リノール酸には脂肪燃焼効果があります。また、酵素の働きも活性化する効果があり、脂肪が燃えやすい体になります。

ギーには共役リノール酸のほかにも中鎖脂肪酸が多く含まれており、コレステロールがつきにくくなったり、中性脂肪がつきにくくなったり、エネルギー代謝を活発にしたりなど、ダイエット効果が期待されているのです。

・美肌効果

ビタミンAとビタミンEが合わさることによって、シミやしわ、そばかす、たるみといった現象を抑制する効果が高まります。

このような肌に対する効能は、食べること以外でも得ることが可能です。

ギーを直接肌に塗ることで、皮膚の奥にまで成分が浸透し、肌の調子を向上させてくれます。

・腸内環境の改善

短鎖脂肪酸には腸内環境を改善する効果があります。悪玉菌の増殖を防ぎ、大腸のぜん動運動を促進させ、便通を促す効果も期待されています。

また、短鎖脂肪酸はキターT細胞の生成を促すこともわかっており、ギーはがん予防などの効果があるとも期待されているスーパーフードなのです。

そのほか、ギーにはアレルギーの改善や免疫機能の向上など、さまざまな効果が期待されています。バターをじっくり加熱するだけですので、自宅でも手軽に作ることが可能です。

さまざまな嬉しい効果が含まれているギー。毎日の食事に加えてみてはいかがでしょうか。

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