転職するなら知っておきたい職務経歴書と履歴書の違い

公開日：2018.10.12 更新日：2023.09.21

転職をする際に作成することになる「職務経歴書」と「履歴書」。

「職務経歴書も履歴書も同じようなものでしょ？」と考えている方も多いと思いますが、当然、両者は別物です。

履歴書をしっかり書いたからと言って職務経歴書を疎かにしていては、転職活動はスムーズに進まないでしょう。

ここでは、曖昧になりがちな職務経歴書と履歴書の違いをご紹介します。

職務経歴書と履歴書がそれぞれどのようなものか簡単にご紹介しましょう。

【職務経歴書】

これまでの業務経歴を細かく記載し、入社後に活かすことができる経験や知識、スキルなどを伝えるもの。A4サイズの用紙2枚程度にまとめる。

職務経歴書に記入する主な項目は以下のようになります。

【履歴書】

氏名、連絡先、年齢、学歴、簡単な経歴などの基本的なプロフィールを伝えるもの。市販されている履歴書のフォーマットに沿って記入する。

履歴書に記入する主な項目は以下の通りです。

簡単に言うと、職務経歴書は「自分の経験やスキル、入社後にできること」を伝えるもの。履歴書は「自分がどのような人間なのか」伝えるもの、ということになります。

職務経歴書は前項で紹介した通り、記載する内容が違います。

しかし、両者の違いは内容だけではありません。提出する目的もそれぞれ異なります。

【職務経歴書】

職務経歴書は「自分に何ができるのか」伝えるものです。当然、書類選考における判断材料に含まれます。

職歴、志望動機、自己PRなど、職務経歴書に記入する事柄の幅は広いですが、それぞれの項目で、応募先企業の採用担当者の目に留まるよう工夫して書く必要があります。

もちろん、面接における質問事項なども職務経歴書に沿ってなされることがありますので、よどみなく答えられるよう職務経歴書に記入した内容はしっかり頭に入れておくようにしましょう。

【履歴書】

履歴書も書類選考の提出書類に含まれていますが、基本的に判断材料にはなりません。履歴書は内定獲得後の、本人確認書類、人事情報源として使われます。つまり、履歴書が使われるのは内定獲得後が主であるということです。

しかし、書類選考に使わないからと言ってまったく目を通さないわけでありません。第一印象に影響するものですので、しっかり丁寧に記入するようにしましょう。

職務経歴書と履歴書は、記入する内容に違いがあるとはいえ、一部では内容が被っている部分があります。それは、受け取った企業側で両者の利用目的に違いがあるからなのです。

職務経歴書と履歴書は似ているようで、記入内容や目的が異なりますが、どちらも非常に重要な役割を担っているものです。

これから転職をしようと考えている方は、ここで紹介したことを参考にして、職務経歴書と履歴書の違いを把握し、それぞれ目的に見合ったものを作成してくださいね。

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