近年、エイジングケアにもなるとして「スピルリナ」が話題になっています。

スピルリナは藍藻類（らんそうるい）の一種で、栄養価が高いいわゆるスーパーフードのひとつです。

ビタミンやアミノ酸など、たくさんの栄養素が含まれており、エイジングケアのほかにもいろいろな効能があると言われています。

ここでは、スピルリナの持つ効能についてご紹介します。

スピルリナとは

スピルリナは、35億年以上前から地球上に存在していると言われている藍藻類です。

全長0.3～0.5mmほどで、昔から栄養源のひとつとして世界中で食べられていました。

実際スピルリナにはたくさんの栄養素が含まれています。

アミノ酸（グルタミン酸など18種類）、ビタミン類（11種類）、ミネラル類（カルシウムなど13種類）、食物繊維、たんぱく質、亜鉛、銅、βカロテンなどが含まれ、さまざまな効能があります。

スピルリナの持つ効能

大昔から存在し、栄養源として重宝されてきたスピルリナにはたくさんの効能があります。

・アンチエイジング

スピルリナには核酸という栄養素が含まれています。

核酸は新陳代謝を促す働きを持っており、老化現象を防止したり損傷した遺伝子を修復したりするなどの効果が期待できるのです。

・免疫力の向上

スピルリナに含まれているβカロテノイド（抗酸化剤）には、免疫力を向上させる効果があるとされています。

また、肌を綺麗にするなど、美容にも効果があるとも言われています。

・貧血防止

スピルリナには鉄分や、血液の原料になるクロロフィル（葉緑素）が豊富です。貧血などの予防になり、妊娠中の方にもおすすめです。

スピルリナ100gで、1日に必要とされる摂取量の160％ほど鉄分が含まれていると言われています。

・糖尿病予防

スピルリナがインスリンの分泌を促し、血糖値を低下させる効果があるというのが研究で分かっています。

そのため生活習慣病のひとつである糖尿病予防にもつながると期待されています。

・抗ウイルス効果

スピルリナには硫酸化多糖（カルシウム・スピルラン）という栄養素が含まれています。

硫酸化多糖は、はしかウイルス、インフルエンザA型ウイルス、ヒト免疫不全ウイルス（HIV）などのウイルスの複製を阻害することが分かっており、抗ウイルスの効果があると分かっています。

・抗アレルギー効果

アレルギー性鼻炎患者を対象にスピルリナを摂取させる実験で、鼻水、くしゃみ、鼻づまり、かゆみなどが改善されるという結果が出ています。

スピルリナを定期的に摂取することで、アレルギー対策になることが明らかになりました。

スピルリナには、ほかにも、血中コレステロール値を改善する、血圧を正常値にする、抗がん作用など、健康に対するさまざまな効能があることが明らかになっています。

多く摂取すると、微熱、緑色の便、吹き出物もしくは肌荒れ、眠気と疲労感などの副作用が出ることがありますが、これらはスピルリナの効能が現れるために必要な反応です。

一時的なもので長期的にスピルリナを摂取することでこれらの副作用は見えなくなっていきます。

美容や健康に大きな効能を持つスピルリナ。美しく健康的に生活するためにも、日々の食事の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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