転職をするときに作成する履歴書。自分の経歴のほかにも、志望動機や自己PRなどを記入しなくてはならず、手軽に書き終えられるものではありません。

履歴書は選考の際に判断材料として用いられることがあるものですので、しっかり不備のないものを作成したいものですよね。

より良い履歴書を作るためのコツのひとつに、「添削をしてもらう」というものがあります。履歴書を他人に添削してもらうことで、客観的に見てもより洗練された内容の履歴書になってくれるでしょう。

履歴書を添削してもらうメリット

まずは履歴書を添削してもらうメリットについて見ていきましょう。

・内容が客観的になる

自分だけで履歴書を書いていると、どうしても内容が主観的になってしまい、「自分ではそう思っているけど、周囲の人から見るとそのような印象はない」ということは多くあるもの。

しかし、このようなことを履歴書に書いていると、面接の際に「この人は自分のことを客観的に見られていない」という印象を面接官に与えてしまうかもしれません。

他人に添削してもらうことで、より履歴書の内容に客観性を持たせることができるようになります。

・誤字脱字を減らせる

自分で書いた文章を読み直す場合、完成した文章が頭の中にある状態で読むことになります。

そのため、書面上に誤字や脱字があっても、頭の中で勝手に文章が完成形に変換され、誤字脱字に気付きにくいのです。

他人は「完成した文章」がどのようなものか知らない状態で読むので、誤字脱字に気付きやすくなります。

・読みやすい文章にできる

主観的に、そして文章の意味（伝えようとしていること）が頭の中にある状態で読み直しても、どこが読みにくくて、意味が通りづらい文章なのかわかりにくいものです。

その点も他人に添削してもらえば、第三者が読んだときにわかりづらい表現の有無を指摘してもらえます。

履歴書に客観性が生まれ、誤字脱字などのない読みやすい履歴書にできるというのが、履歴書を添削してもらうことのメリットです。

添削を依頼する人

家族の中で添削をしてくれる人がいればそれでも問題ないのですが、家族はひいき目で見てしまう可能性があります。

できれば友達や会社の同僚など、比較的客観的に自分のことを見てくれている人に依頼することをおすすめします。

仮に家族に依頼するのであれば、父親や母親といった「面接官と年齢が近い（可能性が高い）人」に依頼するのがポイントです。

面接官と年齢が近いことで、面接官と同じような視点で履歴書を見てくれる可能性が高まります。

また、転職希望先の業界や会社に詳しい人がいれば、その人にも添削を依頼するといいでしょう。業界ならではのポイントを踏まえて添削をしてもらえます。

知り合いにそのような人がいない場合は、転職エージェントやハローワークに依頼するというのもひとつの手です。転職や就職活動の専門家ですので、より専門的に添削をしてもらうことができますよ。

読みやすい文章を書くというのは誰にもできるものではありません。自分では読みやすいと思っても、他人が読んだら違和感のある文章になっていたということも多々あります。

できるだけ多くの人に添削を依頼し、誰が読んでも不備のない完璧な履歴書を作成するようにしましょう。

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