イメージダウンを避けよう! 面接で気をつけたい、正しい敬語の使い方

イメージダウンを避けよう! 面接で気をつけたい、正しい敬語の使い方

正しい敬語を使いこなすことは、社会人に欠かせないスキルです。

就職面接のときに間違った敬語を使うと「常識がない」「マナーが身についていない」と悪印象を与えるおそれがあります。

希望する企業の内定を得るためにも、基本的な敬語表現をマスターしておきましょう。

今回は面接時につい間違えてしまいがちな敬語と、その正しい使い方についてご紹介いたします。

面接で正しい敬語を使い分けよう

敬語には「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」といった種類があり、これらを会話の内容に応じて使い分けなければなりません。

尊敬語は相手を敬うときに使う言葉、謙譲語は自分やその身内をへりくだって相手を立てる言葉です。そして丁寧語は、上品で丁寧な表現をして相手に好印象を与えるための言葉です。

自分をへりくだって言う謙譲語の正しい使い方

「私は御社の社長にお会いになったことがあります」

「会う」はビジネスシーンで良く使う言葉ですが、尊敬語と謙譲語を間違いやすい言葉でもあります。

上の一文は「御社の社長」を敬いたいのですが、「お会いになったことがある」の主語が「私」となるため、自身に尊敬語を使ってしまっており、間違った文章です。

「会う」の場合、尊敬語なら「お会いになる」、謙譲語なら「お目にかかる」「お会いする」となるため、こういった場合には「社長にお目にかかったことがあります」または「社長にお会いしたことがあります」としましょう。

時々会話の中で「弊社の社長にお会いしたことがあるんですね」と、相手を敬ったつもりで「お会いする」を使用している場面も見受けられますが、「お会いする」は謙譲語です。尊敬語の「お会いになる」と、謙譲語の「お会いする」は混同しやすいため、気を付けましょう。

同様に「見る」の敬語も間違いやすいので注意が必要です。

「見る」の尊敬語は「ご覧になる」、謙譲語は「拝見する」となります。「私はこの資料をご覧になりました」と尊敬語を使うのではなく「資料を拝見しました」と謙譲語で伝えましょう。

相手を立てる尊敬語の正しい使い方

相手のことについて話すときには尊敬語を使います。

例えば「御社の社長がおられました」という一文ですが、「おられる」には様々な解釈があり、「居る」の謙譲語である「おる」と、尊敬の助動詞である「られる」を合わせた二重敬語だと解釈される場合があります。

余計な誤解を防ぐためにも、尊敬語として伝えたい場合には「御社の社長がいらっしゃいました」と表現しましょう。

同じように「言う」という言葉を使うときも、「申す」は謙譲語なので「なんなりと申してください」は間違いです。「なんなりとおっしゃってください」と尊敬語を使いましょう。

二重敬語を使わないよう気をつけよう

丁寧にしようと気を配るあまり、二重敬語となってしまっている場合があるので気をつけましょう。

「拝見いたします」「おっしゃられてください」という言葉には敬意が込められているように思えますが、これらは敬語を重ねてしまっているため誤った表現です。「拝見します」「おっしゃってください」と正しい敬語を使いましょう。

「聞く」も尊敬語と謙譲語を混同しやすく、二重敬語になりやすいため気をつけたい言葉ですね。

「聞く」の尊敬語は「お聞きになる」、謙譲語は「伺う」ですが、尊敬語のつもりで「お伺いになる」と使っている場合があります。これも謙譲語の「伺う」と尊敬助動詞の「られる」を用いた二重敬語です。

「この件についてお伺いになりましたか?」とせず「この件についてお聞きになりましたか?」と使いましょう。

丁寧な言葉遣いで印象をアップさせよう

丁寧な言い回しを覚えておけば、さらに好印象を与えることができます。

面接のときには、男女問わず一人称を「私」で統一しましょう。応募企業のことを「こちらの会社」などと呼ばず、「御社」と呼ぶのも基本的な敬語マナーです。

普段の会話では「すみませんが」「大丈夫です」「了解です」といった言葉遣いをすることがあるかもしれません。しかし、こういった言葉を不快に感じる方もいます。

「恐れ入りますが」「問題ございません」「承知いたしました(かしこまりました)」といった言い回しをマスターしておきましょう。

丁寧な言葉遣いで印象をアップさせよう

面接で間違った敬語を堂々と使うと、面接官に「採用するのが不安」という印象を与えることもあります。

社会人は多くの方とコミュニケーションを取りながら働いていくため、敬語を自在に使えるスキルは必要不可欠です。

無事内定を得て気持ちよく働いていくためにも、正しい敬語をマスターしておきましょう。

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