転職活動をする際に作成する履歴書の多くには「趣味・特技」を記載するスペースがありますよね。

中には「転職活動に趣味や特技は関係ない」と考え、この欄を空白のまま提出するという方もいるかもしれません。

しかし、採用担当者はこの欄にどのようなことが書かれているのかをチェックしていますので、きちんと記載しておきたい箇所でもあるのです。

今回は、履歴書の趣味・特技欄に書くべき内容について解説していきます。

履歴書の趣味・特技欄の重要性

履歴書の趣味・特技欄は、応募者にとっては人物像をアピールするための、そして採用担当者にとっては応募者の好みや普段の生活をチェックするための重要な項目といえます。

採用担当者は履歴書の学歴や職歴、志望動機はもちろんのこと、面接時の態度や何気ない会話などを総合的にチェックし、これから末永く一緒に働いていく人物になるかどうかを見極めようとしているのです。

趣味・特技欄には、ぜひ自分自身を効果的に印象づけられるようなことを書いてみましょう。

履歴書の趣味・特技欄には何を書くべき？

1.　趣味・特技欄で自己アピールを「補強」する

例えば仕事で英語を使うような場合には「外国映画を観賞するのが趣味」、IT系の仕事ならば、特技として「スマートフォンのアプリ開発」といった内容で自己アピールにつなげてみましょう。

転職後の仕事で活用できるような趣味や特技をアピールすれば、採用担当者に好印象を与えることができます。

2.　趣味・特技欄で企業研究をアピールする

社内で部活動やサークル活動、環境保全活動などをおこなっているという企業もあります。

こういった活動への参加を考えているのなら、あらかじめ企業研究の段階で活動内容を把握し、趣味・特技欄に記入しておきましょう。

こうすることで、応募先企業の活動についてきちんとチェックしていることをアピールできます。

3.　趣味・特技欄から会話を広げる

応募企業と関係ないような趣味や特技であっても、履歴書に記載しておくことをおすすめします。

スポーツ系の趣味ならば「アクティブな人」という印象を、手芸などが得意ならば「手先の器用な人」という印象を与えられます。

面接中に趣味・特技欄の内容から話を広げることができれば、企業の採用担当者にも「気さくで話しやすい人」というイメージを与えられるはずです。

履歴書に趣味や特技について書くときの注意点

履歴書の趣味・特技欄は、応募者の人となりを把握したり、仕事につながる特技をチェックしたりするためのものです。

書き方に特別なマナーはありませんが、自己アピールのためにさほど得意でないことやあまり経験のないことを書くのはおすすめできません。

いざ質問されたときにしどろもどろになってマイナスの印象を与えたり、会話が広がらず「コミュニケーション能力不足」と判断されたりする可能性もあります。

自分が情熱を傾けていると自信をもって言える趣味や特技を記載し、上手にアピールしていきましょう。

履歴書にはできるだけ空欄を作らず、すべて埋めるようにしたほうが好評価を受けやすいものです。

趣味・特技欄は空白にせず、自己アピールにつながるような内容を記載しておきましょう。

面接時に趣味や特技についてスマートに説明できれば、転職が成功する可能性もきっと大きくなるはずです。

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