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内定が決まった際に、企業から内定承諾書の提出を求められることがあります。内定承諾書に署名捺印をして返信すれば、入社がほぼ確定することになります。
しかし「内定承諾書を提出したら内定辞退はできない?」と不安に思う方もいるかもしれません。
この記事では内定承諾書の意味や、送付するときに気をつけるべきポイントについて解説していきます。
そもそも内定承諾書ってなに?
内定承諾書は企業から郵送されてくる書類で「入社承諾書」「内定誓約書」と呼ばれることもあります。
この書類に署名捺印して提出すると、企業との労働契約が結ばれたことになるのです。
企業は内定を出したあとに入社に向けての準備を始めます。しかし、準備の途中で内定辞退が起きた場合、企業が準備にかけた時間やお金が無駄になることになります。
こういった事態を避けるため、企業は内定承諾書で入社の意思を確認しているのです。
内定承諾書の内容をチェックしよう
内定承諾書を受け取ったら、サインする前に労働条件をチェックしましょう。
内定承諾書には入社日や業務内容、待遇面などさまざまなことが記載されています。
これらの記載が面接時に確認したものと一致していない場合、不安な点は企業に確認しておきましょう。条件面に気になる点があるのにサインしてしまうと、あとから覆すのは難しくなります。
内容に問題がない場合には署名捺印をし、返送の準備をしましょう。
内定承諾書はすぐに返送するのが基本
内定承諾書は受け取ったらすぐに返送するのが基本です。
他社の選考結果を待っているなど入社の意思が固まっていない場合には、内定承諾書の提出期限を延長してもらえるよう企業に交渉するという方法もあります。
ただし、延長期限は長くても1週間程度に留め、辞退する場合にもきちんと返事をすることが大切です。
複数の企業に内定承諾書を提出するのはトラブルのもとになるので避けましょう。
内定承諾書を返送するときのポイント
内定承諾書のやりとりを通して、企業はビジネスマナーをチェックしています。
返送用封筒か、内定承諾書を折らずに入れられる白い封筒を用意し、丁寧に宛名や自身の住所を書き、表側に「内定承諾書在中」と記載します。
会社や人事部に送る場合には宛名に「御中」、課長など個人宛に送る場合には「様」をつけしょう。
封筒内には内定承諾書とともに添え状(カバーレター)を封入するのがマナーです。
添え状には提出日や宛名、自身の名前と連絡先、用件を分かりやすく記載します。
「初出社日を心待ちにしております」「ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします」と入社に向けての決意を一文添えると、より印象が良くなります。
内定承諾書は企業への入社の意思を示すための書類ですが、実は法的拘束力はありません。そのため、やむを得ない事情がある場合には内定承諾書提出後であっても辞退することも可能です。
ただし、内定承諾書を受け取った企業は入社に向けた準備を進めているので、書類提出をした以上はできるだけ内定の辞退は避けたいですね。
内定承諾書が送付された段階で、入社について慎重に検討することが大切です。
ここで紹介したポイントに気をつけながらマナーを守って内定承諾書を送付し、幸先の良いスタートを切りましょう。
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