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おせち料理の定番としておなじみの黒豆には、体にいいさまざまな栄養素が含まれています。
黒豆はそのまま食べても美味しいのですが、黒豆茶として摂取する方法もあります。美味しく飲めるお茶ならば手軽に飲み続けることができるので、ぜひ試してみましょう。
この記事では黒豆茶に秘められた効果についてご紹介いたします。
黒豆茶ってどんな飲み物?
黒豆は栄養豊富な食材として知られ、中国で最も古い薬物書にも薬として使われていたという記述が残っています。
大豆の一品種である黒豆は、お正月のおせち料理に「まめに暮らせますように」という願いを込めて入れられることでもおなじみですね。
そんな黒豆を焙煎したり煮立てたりして抽出する黒豆茶が近年、体にいいお茶として注目を集めているのです。
黒豆茶には一体どのようなパワーが秘められているのでしょうか?
黒豆茶の効果1:疾患予防
黒豆の外側の真っ黒な皮には、ポリフェノールの一種アントシアニンが豊富に含まれています。
アントシアニンは他の大豆からは摂取できない成分で、しかもその量はアントシアニンが豊富なビルベリーの3倍以上なのだそうです。
アントシアニンには高い抗酸化作用や、血液の状態を整える作用が期待できます。黒豆茶を摂取すれば血糖値が下がりやすくなりますし、動脈硬化をはじめとした疾患にもかかりにくくなります。
黒豆の効果2:ホルモンバランスを整える
黒豆に含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと同じような構造を持つため、摂取すればホルモンバランスが整いやすくなるのです。
月経前症候群(PMS)の解消効果のほか、エストロゲンの不足によって起きる更年期障害や骨粗しょう症を防ぐ効果も期待できます。
黒豆の効果3:冷えの防止
黒豆茶には血液を増やしてくれる鉄分や、血流をアップさせてくれるアントシアニンが含まれます。貧血が改善され血流がアップすれば、冷え性も改善しやすくなるものです。
冷えは肌荒れや便秘、むくみなどさまざまな不調を引き起こすもの。黒豆茶を飲む習慣をつければ体の隅々まで血液が行き渡るようになります。
黒豆の効果4:肝機能補助
日常的にお酒を飲み、肝機能が弱りがちな人にも黒豆茶がおすすめです。
黒豆茶に含まれるビタミンB1には、アルコールが分解される過程で必要となる酵素に代わって代謝を補助する働きがあります。
アルコールを摂取する前や飲んでいるとき、飲んだあとに黒豆茶を飲むようにすれば、二日酔いを防ぐことができます。
黒豆茶の美味しい摂取方法は?
黒豆茶はティーバッグなどで市販されていますが、黒豆を煮出して作ることもできます。まずは黒豆を一晩水につけてから水ごと鍋に移し、火にかけて沸騰させましょう。
あとはアクを取らずにザルでこし、粗熱を取って冷蔵保存すればOKです。残った黒豆は料理に活用できます。
黒豆茶はたくさんの栄養素を効率的に摂取できる飲み物です。香ばしくて甘みも感じられますし、カフェインレスで飲みやすいのが嬉しいですね。
1日2~3杯程度を目安に黒豆茶を飲む習慣をつければ、体に良い効果を得やすくなります。食事のお供に、リラックスタイムにぜひ黒豆茶を取り入れてみてくださいね。
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