食品には、原材料や原産国、カロリーなどといった表示がされています。これらの食品表示は、消費者が安心・安全な食品を選ぶ上で大変重要なものです。
しかし、食品表示についての知識がないと、どれを選べば良いのか分からないですよね。
そこで今回は、食品表示に関する資格の「食品表示診断士」についてご紹介していきます。
食品関連企業で働きたい方や従事している方は、業務で活かせるためぜひ取得してみましょう。
食品表示診断士の概要
食品表示診断士は、一般社団法人食品表示検定協会が認定する民間の資格です。
食品表示診断士の資格は、食品表示について正しい知識を身に付け、食品の情報を正しく理解することを目的としています。
食品関連企業では、食品表示診断士の資格の取得は義務づけられていません。
しかし多くの食品関連企業では、食品表示診断士の資格を持っていると採用に有利です。
食品表示検定協会では、試験対策のためのセミナーをおこなっているため、検定を受ける予定の方はぜひ参加してみましょう。
食品表示診断士 資格取得のメリット
食品表示診断士の資格を持つことで得られるメリットはさまざまです。
例えば、一般消費者の場合、食品表示をきちんと理解できるため安心で安全な食品を選ぶことができます。
さらに食品関連企業への就職を考えている人は、書類選考や面接で有利に働くでしょう。
また、すでに食品関連企業に従事している場合、消費者からの食品表示の質問にきちんと答えることができます。
万が一、食品表示に不備があっても的確な対応ができるため、品質管理部門などで責任者として知識を業務に活かせるでしょう。
食品表示診断士の受験資格とは
食品表示診断士の資格には、初級・中級・上級の3つの級があります。
初級・中級の対象者は、食品関連のメーカーや生産者だけではなく、一般の消費者も含まれており希望者は誰でも受験可能です。
初級では、安心・安全な食品を選ぶための知識を得ることができます。中級では、食品表示に関するより高度な専門知識を得ることが可能です。
消費者からの質問にも的確に答えられ、食品関連企業に従事する人は業務に役立つでしょう。
上級の場合、受験資格は中級の合格者のみです。食品表示診断士上級は、食品関連企業に従事している現場の責任者を対象としています。
表示の誤りを修正し、責任者として的確な対応を取れるようになるでしょう。
食品表示診断士になることで、安心・安全な食品を選べるようになるだけではなく、仕事でも知識を活かすことができます。
企業によっては、資格手当がもらえたり転職で有利になったりなどメリットも大きい資格です。
食品表示診断士は、食品関連企業に勤めている方や食品の安全が気になる方におすすめです。
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