派遣社員として研究開発職の仕事を探すとき、資格があるかないかが採用の可否に大きく影響します。
派遣社員の採用には持っている経験やスキルが重視されるためです。
例え実務経験があまりなくても、資格を持っていれば客観的にスキルレベルを示すことができますし、自分の向上心ややる気も評価されやすくなります。
研究開発職で働くならぜひとも持っておきたい資格を3つご案内します。
1 日本化粧品検定
日本化粧品検定とは、日本化粧品検定協会が実施する資格試験です。
化粧品に関する様々な分野についての問題が専門家監修のもとで用意されており、合格することで化粧品に関する基礎知識から専門知識までを網羅している証明することができます。
検定は3級~1級まで用意されており、化粧品の研究開発職に就こうと考えているのであれば、1級の取得がおすすめです。
3級~1級まで、受験資格はなく、誰でもいきなり1級から受験することができます。
合格率は3級が80%、1・2級が70%と難易度もそれほど高くないと言えるでしょう(3級についてはWeb試験)。
2 食品表示診断士
食品表示診断士は、JAS協会が後援している食品表示検定に合格した方が取得できる資格です。
初級、中級、上級の3段階があり、初級と中級に関しては受験資格がなく、誰であっても受験することができます。ただし、上級を受験するには中級に合格している必要があります。
初級は基本的な食品表示についての理解度を測る試験となっており、一般消費や向けの試験です。
中級は消費者からの質問にも答えることができる程度の知識・理解度が必要な試験内容になっており、生産、製造、流通の仕事に就く際に役立つものとなっています。
上級は食品生産、加工の責任者として働く人を対象にしており、食品会社で働くうえで必要な知識を有している証明となるものです。
食品業界で働くのであれば、上級を目指して勉強することをおすすめします。
3 毒物劇物取扱責任者
毒物劇物取扱責任者は、毒物や劇物が含まれている化学薬品などを製造、販売する仕事に就くのであれば、ぜひ取得しておきたい国家資格のひとつです。
毒物劇物取扱責任者の資格を得るには、毒物劇物取扱者試験を受け、合格する必要があります。
薬剤師など応用化学の学科を終了すれば自動的に毒物劇物取扱責任者の資格を取得することになっており、毒物劇物取扱責任者の多くが薬剤師です。
そのことから、毒物劇物取扱責任者は「受験資格が厳しそう」というイメージを持たれがちですが、実際は受験資格はありません。
学歴や年齢、実務経験の有無にかかわらず、誰でも受験可能です。
「一般」「農業用品目」「特定品目」という3つの資格があり、「一般」は毒物劇物に関するすべての品目についての責任者になることができます。
医薬品関係の研究開発職に就きたいのであれば、「一般」の資格を目指すといいでしょう。
派遣社員として働く場合、派遣先は即戦力を求めていることが多いです。
希望する職種や業種に合わせ、アピールポイントになるような資格を取得するようにしましょう。
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