派遣社員でも失業保険がもらえる? その条件や手続き方法をご紹介!

失業保険とは、働けない期間の労働者の生活や再就職活動をサポートするために国から支給されるお金です。

「失業保険は正社員のみの制度で、派遣社員は適用されない」と考えている方もいるかもしれませんが、たとえ派遣社員であっても条件を満たしていれば失業保険を受け取れます。離職するときには忘れずに申請をおこないましょう。

ここでは、派遣社員が失業保険を受け取るための条件や、具体的な手続き方法をご紹介いたします。

失業保険受給のカギは「雇用保険」加入にある

失業保険は、雇用保険に加入している労働者のうち条件を満たす人が受給可能です。

雇用保険は、31日以上の雇用見込みがあり、1週間の労働時間が20時間以上になるときには、雇用形態にかかわらず加入することになります。自分が加入しているか分からないという方は、給与明細の「雇用保険料」という欄で給与の天引きがあるかを確認しましょう。

失業保険の受け取り条件をチェックしよう

失業保険の受給は、働けない状況にあり求職の意志がある方が受け取れます。その中でも、会社都合退職であり、過去1年間で通算6カ月以上雇用保険に加入していたという条件に当てはまれば、待機期間7日間、支給開始約1ヶ月後、受給期間90~330日の失業保険を受け取れます。

自己都合退職の場合には、離職の日よりも前の2年間に、雇用保険に加入していた期間が通算1年以上あれば、待機期間7日+給付制限期間3カ月、支給開始約4ヶ月後、受給期間90~150日の失業保険が受給できます。

派遣社員には失業保険の特別措置がある

派遣社員として働いていた人は、失業保険の受け取りに関して特別な措置があります。それは、派遣契約が満了し、次の仕事を希望していたけれど更新されなかった場合です。このケースは特定理由離職者に該当するため、失業保険の受給が認められます。

失業保険の受給には細かい条件があります。給付を受けられるか分からない方は、ハローワークで相談するとよいでしょう。

失業保険として受け取れる金額はどれくらい?

失業手当の給付額は、仕事をしていたときの基本手当日額で決まります。

具体的には、離職直前の6ヶ月に支払われた賃金の合計を180で割った金額の50~80%となります。ただし、この金額には上限が決まっており、必ずしも満額が受け取れるとは限りません。

失業保険の手続き方法を知っておこう

派遣社員の失業保険の手続きは、ハローワークでおこないます。

まずは、退職時に会社から受け取った雇用保険被保険者離職票を用意しましょう。このほかに、身分証明書と写真2枚、預金通帳やマイナンバーカードが必要となります。

ハローワークでは、主に退職理由の判定と受給資格の有無が審査されます。特に、会社都合退職なのか自己都合退職なのかといった点は必ず尋ねられますので、退職の状況を丁寧に説明しましょう。

失業保険の受給条件や手続き方法は状況によって大きく異なります。特に、派遣社員は決まった期間の中で働くという特徴があるため、退職時の失業保険の手続き方法が分かりにくいこともあるものです。

退職するときには、失業保険受給の条件を確認し、不明点をハローワークで相談しましょう。派遣会社によっては、退職するときに失業保険に関する案内をしてくれることもありますよ。

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