派遣は決められた期間で仕事が変わるため、幅広い仕事にチャレンジができるのが魅力ですよね。

その一方で「転職回数が多いと派遣の仕事探しで不利になってしまうのでは？」と不安な方も多いのではないでしょうか？

ここでは、転職回数と派遣の関係についてご紹介します。

転職回数が多いと派遣の仕事探しで不利になる？

派遣は雇用形態の特性上、就業先が変わる＝転職、という捉え方をするのが一般的です。つまり“キャリアが長くなるほど、必然的に転職回数が増えていく働き方”とも言い替えられるでしょう。

このような働き方の性質もあり、派遣の仕事探しでは、転職の回数自体は重視されにくい傾向があります。

とはいえ、転職回数が全く影響を及ぼさないというわけではありません。 特に、短い在職期間（派遣期間）が繰り返されている場合は注意が必要です。

もともと設定されている派遣期間が短いのであればともかく、派遣期間中に離職を繰り返している場合は「ストレスに弱い人なのでは？」「飽きるとすぐに辞めてしまう？」など、先方にマイナスイメージを持たれてしまうことも。

こうしたマイナスの印象を払しょくするには、転職が正当なものであったことを丁寧に説明する必要があります。ここで嘘をついたり、誇張して話をしたりすると、一気にマイナスイメージを持たれてしまいますのでNGです。

「会社都合で派遣契約が打ち切られた」「もともと短期での募集であり、契約期間が満了した」などのやむを得ない事情はもちろん、「スキルアップを目指してスクールに通うために辞職した」「憧れの仕事にチャレンジするため」といった理由についても、正直に話すようにしましょう。

転職の多さを好印象に変えるためのポイントは？

転職回数が多く、在籍期間も短い……という場合は“転職回数が多いからこそ得られたスキル”をアピールするとよいでしょう。

例えば、「新しい職場にすぐなじめるコミュニケーション力や協調性がある」「職場によって変わるマニュアルにもすぐに適応することができる」など、派遣スタッフとして活躍できるポイントをしっかりとアピールするのです。マイナス部分をプラスの印象に変換することで、応募先の採用担当者の印象もよくなります。

それから、数多くの職場で積み上げた実績や業務スキル、経験してきたことなどをアピールするのも大切です。特に、就業希望先に関連する要素は、積極的に伝えましょう。

職務経歴書はどのように書けばいい？

職務経歴書に職歴を記入する際は、就業先が変わると1回とカウントし、就業先ごとに職歴を記入していきます。

このときの書き方としては、「派遣契約期間が長かった就業先」や「希望職種に関連する就業先」の経歴をメインに書いていくとよいでしょう。

また、複数の派遣会社で仕事をしていた場合は、派遣会社ごとに分けたうえで職歴をまとめて書く方法もあります。この方法は職歴欄がすっきりと整理され、見やすくなるのがメリットです。

転職回数が多くなると、職務経歴書が長くなってしまいます。

「アピールしたい職歴は何か」「いかにすっきりとまとめられるか」を意識して、職務経歴書を作成してみましょう。

派遣の転職では、就業先で役立つスキルや経歴をアピールしよう！

派遣の仕事探しの際、過去の転職回数が多い場合は「正直に理由を話すこと」がとても大切。

また、応募先で求められるスキル・経験・実績などをアピールし、前向きな姿勢を見せることも重要なポイントです。

転職回数の多さは、伝え方次第で強力なアピールポイントになることもあります。自分が希望する仕事に就けるよう、自己アピールを考えてみましょう。

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