近年は大学を卒業したあとそのまま正社員として働く方もいれば、大学院に進んだり、派遣社員の道を選んだりする方もいます。

仮に新卒で派遣社員になると、どのようなメリットがあるのでしょうか？

ここでは新卒で派遣社員になることのメリットや、気を付けたい注意点についてご紹介します。

新卒で派遣社員になるメリットは？

派遣社員は正社員と比べるとさまざまな違いがあります。具体的には「給与が時給制」「契約期間の定めがある」「仕事の裁量範囲」などです。

ただし、派遣社員には派遣社員ならではのメリットも存在します。

いろいろな職種に挑戦できる

新卒で「自分がやりたいことが見つからない……」という場合、正社員として採用されても仕事に熱意が持てず、数年で辞めてしまうことも少なくありません。

しかし派遣の場合は、最初に1人ひとりの職業適性を判定し、そのデータを参考にしながら仕事探しができます。求人によっては、正社員で入社するのが難しいような大企業で働ける場合もあるのです。

また派遣は数ヶ月ごとの契約であるため、フットワークの軽さも魅力です。

もし仕事が自分に合わないと思っても次の仕事先を探せばよいですし、前回と違った仕事を経験することもできます。

ライフスタイルに応じて働ける

派遣は自分の希望する勤務時間帯で仕事探しができるのも魅力です。たとえば「夜間の資格学校に通いたいので、16時までの仕事を探したい」といった希望や「週4ぐらいで働きたい」などの希望も、派遣であれば叶います。

正社員に比べると残業も少ないですし、プライベートを優先させたい方にはオススメの働き方だといえるでしょう。

派遣会社の研修でビジネスマナーを身に着けられる

正社員として就職したものの、就職先で新人研修制度が整っていない……というケースは少なからずあります。

派遣会社では、就業前にビジネスマナーや仕事に必要なスキルの研修を受けるのが必須となっています。

また、必要に応じてスキルアップ講座などを受講することも可能です。手厚いフォローがあるので、社会経験がない方でも安心して働くことができるでしょう。

新卒で派遣社員になる際の注意点は？

新卒で派遣社員として働く際には、以下の注意点についても知っておかねばなりません。

有期雇用のため雇用が不安定

派遣社員は基本的に3ヶ月単位で契約更新となります。契約更新の際に何らかの理由で更新されなければ、次のお仕事を探さねばなりません。

また、契約更新を続けたとしても、同じ組織内（部署など）では3年までしか働けないという点にも注意が必要です。

ボーナス（賞与）が出ない

派遣社員の時給はアルバイトよりも高めに設定されています。この時給にはボーナス分も含まれているため、正社員のようにボーナスの支給はありません。

また基本的には昇給がないので、派遣社員として働く期間が長くなると同年代との賃金に差が生まれることもあります。

仕事の裁量範囲が狭く、キャリアアップが難しいことも

派遣社員はあらかじめ決められた範囲内で業務をおこないます。そのため、正社員に比べると仕事の裁量範囲が狭いのです。キャリアアップを目指している方にとっては、少々物足りなく感じてしまうかもしれません。

派遣のお仕事でやりたいことを見つけよう！

新卒から派遣社員になるとさまざまなメリットがあります。特に、さまざまな職業を経験したり、大手企業で働けたりするのは大きなメリットといえるのではないでしょうか。

しかしその一方で、派遣という働き方ゆえに注意点もいくつかあります。メリット・デメリットの両方を把握しておき、自分に合う働き方を見つけてみましょう。

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