派遣社員と契約社員の違いは? それぞれのメリットって?

求人情報を見ていると、「派遣社員」「契約社員」などの文字を目にすることがありますね。正社員とアルバイト・パートは明確な区別が付けやすいですが、派遣社員と契約社員の場合は「違いがよく分からない」という方も案外多いのではないでしょうか。

そこで今回は、派遣社員・契約社員それぞれの違いやメリットを解説します。

派遣社員と契約社員の違いとは?それぞれの特徴

派遣社員と契約社員は似ているようでさまざまな違いがあります。まずはそれぞれの特徴を詳しくみていきましょう。

■雇用元の違い、条件交渉

派遣社員は派遣会社に雇用されたうえで企業へと派遣されます。一方、契約社員は企業に直接雇用されているのが大きな違いです。もし派遣社員が社会保険に入る場合は、派遣会社で加入することになります。

派遣社員が給与や待遇などの条件交渉をする場合、派遣会社の担当者を通じて話をしてもらうのが一般的です。契約社員の場合は自ら交渉をする必要があります。

■給与の方式

派遣社員は時給制、または日給制である場合がほとんどです。一方契約社員は、月給制や年俸制で給与をもらいます。どちらがよいかは一概に言えませんが、派遣でも専門職などで時給が高い場合は、契約社員を上回る年収を得ることも可能です。

■雇用期間の定め

派遣社員・契約社員はどちらも契約期間のある「有期雇用」です。ただし、派遣の場合は同じ部署・組織内で3年以上働けない決まり(3年ルール)があります。また、契約更新の期間は派遣先により異なり、数ヶ月単位から1年のところまでさまざまです。

契約社員の場合は半年後ごとや1年ごとなどロングスパンでの更新になるケースが多くみられます。また、契約年数の上限がないので、契約更新が認められれば同じ部署内で3年以上働くことも可能です。

派遣社員・契約社員それぞれのメリット

派遣社員と契約社員にはそれぞれメリットがあります。どんな働き方をするか迷っている方は、自分に合うメリットがあるかを知っておくと選びやすくなるでしょう。

◎派遣社員のメリット

派遣社員の求人には残業がない、またはほとんど生じない仕事も数多くあります。家事や育児、習い事などの自分の時間を大切にしたい人には、派遣が向いているでしょう。逆にたくさん稼ぎたいならば、残業が多い仕事を選ぶことも可能です。

また、派遣の仕事は比較的短いスパンで更新時期がくるのもメリット。仮に自分に合わなかったとしても、更新をしなければ次の仕事にチャレンジできるので、「いろいろ経験して自分に合う仕事を探したい」という方にもおすすめです。

そのほかにも「憧れの大企業で働けるチャンスがある」「専門性を活かして高時給の仕事に就ける」というメリットがあります。

◎契約社員のメリット

契約社員の仕事は正社員と同じ内容というケースも多く、さまざまなスキルが身につくのがメリットです。幅広い業務を担当するので、「正社員と同じ仕事がしたい!」という方や、やりがいを求める方にぴったりでしょう。

会社によっては契約社員としての働きぶりが認められ、正社員登用の道が開ける場合もあります。

直接雇用なので、「同じ職場で腰を据えて働きたい」という方にも向いています。ただし、あくまで有期雇用であり、契約更新がされなければ勤務終了となってしまうので要注意です。

派遣社員と契約社員は違うもの! 自分に合った働き方を選ぼう

派遣社員と契約社員は同じ「有期雇用」ですが、雇い主や給与体系、勤続に関するルールなどが異なります。

どちらが向いているのかは、どんな働き方をしたいかによって変わります。理想の働き方を考えてから、派遣で働くか契約社員になるかを決めてみましょう。

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