派遣の掛け持ちはできる? 注意点を解説

派遣として働いていると、「今の仕事は気に入っているけれど、もうちょっと稼ぎたい」と思ったことはありませんか? また、人によっては「気分転換に別の仕事をしてみたい」と思うかもしれません。

これらの解決策として、仕事を掛け持ちするという方法があります。実際のところ、派遣で仕事を掛け持ちすることは可能なのでしょうか。

ここでは、派遣の仕事を掛け持ちするメリット・デメリットや、掛け持ちをする際の注意点をご紹介します。

派遣を掛け持ちするメリット・デメリットは?

派遣社員は派遣会社の就業規則で掛け持ちが禁じられていなければ、複数の仕事を掛け持ちすることができます。掛け持ちをするとどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

掛け持ちのメリット

派遣の仕事を掛け持ちするメリットは、収入増が期待できることと、さまざまな仕事の経験が積めることです。

たとえば週4日派遣で働いていて、もう少し収入を増やしたい……といったとき、週2日の仕事や夜勤の仕事などを掛け持ちすれば収入アップが叶います。また、メインの仕事と違った業種の仕事を掛け持ちすれば、さまざまな経験が積めるでしょう。

掛け持ちのデメリット

掛け持ちをするということは勤務先や労働時間が増えるということです。そのためスケジュール管理が大変になったり、体力面のきつさを感じたりすることが多いでしょう。

特に昼間働いて夜も働く、といったライフスタイルになると、若いうちは多少無理がききますが、年齢を重ねるほどに辛くなってきます。疲れが溜まれば仕事のミスも増えますし、体を壊してしまう可能性もあるでしょう。

派遣で掛け持ちをする際の注意点は?

派遣で掛け持ちをする際には以下の注意点があります。

就業規則で掛け持ちOKかチェックし、担当者に伝える

掛け持ちを始める前に、就業規則で掛け持ちができるかをチェックしておきましょう。また、OKだった場合は派遣会社の担当者へ必ず掛け持ちをしたい旨を伝えましょう。こうすることで複数の仕事がダブルブッキングしてしまうのを防げます。

年末調整は自分自身でおこなう必要がある

掛け持ちをする場合、掛け持ち先の年末調整は自分でおこなう必要があります。つまり確定申告の手間が生じる点に注意しましょう。

社会保険の扱いを確認する

派遣の掛け持ちをする際は、どちらで雇用保険に入るのかを確認しておきましょう。

雇用保険は1つの会社でしか加入ができません。また、健康保険や厚生年金は「契約期間が2ヶ月以上で、派遣会社の正社員の4分の3以上(30時間以上)、1ヶ月15日以上の所定労働時間」という条件を満たす場合加入する必要があります。また、両方の雇用先で週20時間以上働いている場合、手続きが複雑になる点にも注意です。

派遣の掛け持ちはよく考えてから!

派遣の掛け持ちをする際にはメリットとデメリットを考慮したうえで決めることが大切です。また、掛け持ちした際の収入や条件にもよりますが、掛け持ちをするより残業が多い派遣の仕事1本に絞ったほうが、良い条件で働ける場合もあります。

収入が理由で掛け持ちを考えているのなら、紹介予定派遣の仕事に応募して正社員を目指すという手もあるでしょう。いずれにせよ、まずは派遣会社に相談してみましょう。

派遣担当者の意見を聞いたり考えたりしながら、自分に合った無理のない働き方を見つけられるとよいですね。

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