派遣で後任に引き継ぎをする際のポイントとは?

派遣の契約期間が満了するとなったとき、後任の派遣社員へ引き継ぎをおこなうことになります。その際スムーズに引き継ぎをするには、どのような点に気を付ければよいのでしょうか?

ここでは契約期間満了に伴う「引き継ぎ作業のポイント」を解説します。

派遣で後任へ引き継ぎをする際のポイントは?

引き継ぎ作業に慣れていない、または初めて引き継ぎをおこなうとなると「どうやって引き継ぎをすれば?」「スムーズに引き継ぎをするには?」など、迷ってしまいますよね。

引き継ぎの目的は「後任者が自分の代わりに仕事を問題なく継続できるようにすること」です。そのためには、自分が担当してきた業務内容や手順、情報などをしっかりと引き継ぐことが大切です。

引き継ぎに抜けや漏れがないように、以下の手順で引き継ぎを進めていきましょう。

①引き継ぎ事項を整理する

引き継ぎ作業の第一歩は、「どの業務を引き継ぐのか」を整理することから始まります。自分にとっては些細な業務でも、後任者にとっては重要な業務……というケースも少なくありません。

まずは自分の受け持ち業務をすべてリストアップしていき、後任者が必要な業務内容の整理、伝える順序を考えましょう。

②引き継ぎのスケジュールを決定する

派遣は契約更新の判断タイミングの関係上、後任者への引き継ぎに多くの時間が割けないケースも多々あります。効率的に引き継ぎをおこなうには、どの仕事をいつまでに、どんなタイミングで引き継ぐのかを計画立てて実行していくことが大切です。

③引き継ぎ資料の作成

引き継ぎ内容やスケジュールが決まったら、引き継ぎ用の資料、マニュアルなどを用意します。既存の資料がある場合でも、業務内容によっては追加で必要になるかもしれませんので、必ず一通りチェックしておきましょう。

資料やマニュアルには業務フローチャートや「業務の優先度(重要度)」、業務関係者の担当部署・担当者、データの保管場所などを記載すると、引き継ぎがスムーズです。

④引き継ぎ開始

引き継ぎ期間に入ったら、実際に後任者へ引き継ぎを進めていきます。

引き継ぐのがルーティン業務であれば、口で説明するより後任者と共に作業をしながら引き継ぐのがおすすめです。こうすることで業務内容が頭に入りやすくなります。

それ以外の業務やイレギュラーな業務については、別途で時間を取り、じっくりと引き継げるよう準備を進めましょう。

デキる派遣は“引き継ぎ後のケア”を徹底する?

引き継ぎ資料を作り、後任者へ説明をすればひとまずの引き継ぎは終了です。しかし、仕事ができる人は“引き継ぎ後のケア”を十分におこなっています。

引き継ぎ後のケアとは?

後任者へ業務の引き継ぎをしたあと、完全に業務から手を放すのは少し早いかもしれません。後任者が実際に仕事をしてみたときに疑問が生じることも多いからです。

さらに、引き継ぎを終えてから資料・マニュアルの抜けや漏れに気付くケースもあります。後任者が困ったり、派遣先に迷惑が掛かったりしないよう、引き継ぎ終了後も様子を見ながらフォローしてあげるとよいでしょう。

派遣の引き継ぎはていねいに! 後任者が困らないようにしよう

派遣で業務の引き継ぎをする際には、自分が担当していた業務をあますことなく後任者へ引き継ぐことが大切です。特に担当していた業務が専門性の高い内容の場合、ていねいに引き継ぎをおこなうことが重要です。

また、引き継ぎが終わったあとも定期的に後任者へ声をかけ、分からないことや疑問点などのフォローをしてあげましょう。そうすることで後任者はもちろん、派遣先の負担を減らすことができますよ。

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