派遣勤務中に契約内容にない業務を依頼された! ベストな対応は?

派遣スタッフは「派遣契約」を結んだ際に決められた業務のみを遂行するのが基本的な働き方です。しかし派遣先によっては、契約書に記載のない業務を依頼してきたり、規定以上の残業を頼んできたりするケースも少なくないといわれています。

もし派遣勤務中に契約外の業務を依頼された場合、どう対処すればよいのでしょうか。今回はイレギュラーな業務の依頼への対応方法をご紹介します。

派遣で契約外の業務を依頼された! どう対処すべき?

派遣の仕事は「正社員が行う業務の補助、及び円滑な業務のサポート」を行うことがほとんどです。そのため、派遣社員が担当する業務範囲については、契約時の契約書で細かく決められているのが普通です。

しかし派遣先の中には、契約外の業務や残業を依頼してくるところも……。こうしたイレギュラーな依頼をされても、「お世話になっているし、評価が下がったらと思うと断りにくい」という方が多いのではないでしょうか。

【契約外の業務を依頼された例】

  • 契約書で規定した業務以上の仕事を依頼された
  • 残業なしで契約しているのに残業を強要された
  • 秘書業務として契約をしたのに「営業も担当してほしい」といわれた

とはいえ、派遣社員は事前に派遣先と交わした契約範囲でのみ働けばよいため、イレギュラーな依頼は断ってしまっても構いません。そのうえで、派遣会社に相談することをおすすめします。

派遣会社に契約外の業務依頼を相談するメリット

契約外の業務を依頼された場合、すみやかに派遣会社へ相談する必要があります。

派遣会社に相談すると、派遣スタッフに代わって派遣先へ事実確認、及び抗議や改善要請を行ってくれます。これにより派遣先からの契約外業務の依頼も減り、働きやすい環境を作ることができるのです。

また、「依頼された契約外業務をやりたい」という場合も派遣会社へ連絡しましょう。 この場合は契約の結び直しとなります。

「この職場でキャリアアップしたい」「新たなことに挑戦したい」という場合は、契約内容の見直しという手段もあることを知っておくと良いかもしれません。

派遣契約前に業務内容を確認しておくことも大切

派遣期間中に契約内容と異なる業務を依頼された場合は、引き受ける義務がありません。仮に強引に頼まれて引き受けたとしても、業務中にミスをしてしまったら派遣会社にも迷惑がかかってしまいます。契約外業務の依頼に対しては、断る勇気を持つことが大切です。

またトラブルを防ぐには、契約書をすみずみまで確認しておくことも重要です。自分では「契約前の話でも聞いていない、イレギュラーな依頼だ」と思っていても、契約書に書かれていれば断ることはできません。

契約書にサインを交わした時点で「合意した」とみなされるため、契約段階で疑問点、不明点がある場合はそのままにしないようにしましょう。

なお、契約書をしっかりと確認したにもかかわらず、明らかな契約外の業務を依頼された場合。この場合は派遣先上司へ内容を確認したのち、派遣先の契約違反として派遣会社に報告すべきです。

残業なしなのに残業を依頼された場合や、契約した時間以上の残業を強いられそうな場合も、契約違反にあたります。

派遣契約外の業務は断ってOK! 困ったら派遣会社へ相談しよう

派遣スタッフと派遣先との契約は、お互いが円滑にトラブルなく働くためのものです。しかし、派遣先の社員と上司との間で「派遣スタッフに任せる業務」への認識がずれてしまった場合、契約外業務の依頼が起こるケースが多いといわれています。

とはいえそれは派遣先の事情であり、派遣スタッフは契約内の業務をしっかりとこなしていれば問題ありません。もし困ったことが起きた場合は、気兼ねなく派遣会社へ相談してみましょう。

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