「派遣会社からお仕事を紹介してもらったものの、自分には合わなさそう……」と思ったとき、カドが立たないように断るにはどうすればよいのでしょうか？

ここでは派遣の仕事を辞退するときの断り方のポイントや、NGな言い回しをご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

派遣の仕事の断り方は？　押さえておきたいポイント

派遣社員として働いていると、更新時期などに派遣会社からお仕事を紹介してもらえる機会も多くあります。

ただし、その全てが自分に合う仕事とは限りません。

派遣会社はできる限り条件に合う仕事を紹介しようとしていますが、その時自分が求める条件、待遇でないということもあるでしょう。

また、自分からエントリーした仕事であっても、いざ顔合わせや職場見学をすると条件が合わなさそう……と感じるケースは珍しくありません。

自分に合わない仕事を無理に始めても、働くのが辛くなり、短期間で辞めたいと感じる可能性が高いでしょう。

紹介されたのが自分に合わなさそうな仕事であれば、断ってもかまいません。

ただし、紹介を断るときは「断り方」が重要。失礼な印象を与えないよう、いくつかのポイントを押さえておきましょう。

■断るときはできるだけ早いタイミングで伝えるのがマナー

派遣会社から紹介された仕事を断るときは、なるべく早く伝えるのがマナーです。

派遣会社からすれば、早いタイミングで断ってもらう方が別の派遣スタッフを探しやすく、派遣先企業に迷惑をかけずにすむからです。

期限のギリギリで断ってしまった場合、派遣会社は代わりの派遣スタッフを探すのが難しくなり、派遣先も困ってしまいます。

話が来たときはもちろん、顔合わせや職場見学の時点で「何かが違う」と思ったら、早めに断りましょう。

返事に迷っているときは、返答期限を設けるとともに、必ずその期限までに連絡をするのが大人のマナーです。

■まずは仕事を紹介してくれたことに対しお礼を述べる

派遣会社が仕事を紹介してくれたときは、例え断るとしてもお礼を述べるのが上手な断り方です。

派遣先の選定から連絡、顔合わせへの同席などで時間を割いてくれたことに対し、感謝の気持ちを伝えましょう。

そのうえで断れば、派遣会社側に悪い印象を与えずにすみます。

■断るための正当な理由をはっきりと伝える

派遣会社から紹介された仕事を断るときは、はっきりと理由を告げることも大切です。

理由も伝えずに断ると、派遣会社からの印象はかなり悪くなります。

かならず理由を伝えるようにしましょう。

■電話、またはメールで断る

派遣会社に断りの連絡を入れる場合は、電話またはメールで連絡をします。

メールの場合は相手が読むまでにタイムラグが生じやすいので、急ぎの場合は電話がよいでしょう。

不在の場合は折り返し連絡する旨を伝え、あらためてかけ直しましょう。

派遣の仕事のNGな断り方は？

派遣の仕事を紹介されたとき、次のような断り方はNGです。

• 派遣先を感情的に批判する断り方
• 派遣先のスタッフや設備が気に入らない、など不満ばかりを並べる
• 派遣会社のスタッフへ文句を言う

「条件が合わないから」という旨を伝える断り方は問題ありません。

しかし、派遣先の嫌なところ・不満なところを感情的になって伝えたり、派遣会社のスタッフへ文句を言ったりするのはNGです。

このような断り方をした場合、派遣会社から「誠実さに欠ける」と判断され、次から仕事を紹介してもらえなくなる可能性もあるでしょう。

• 派遣担当者への感謝を伝える
• 正当性のある理由で断る
• 「今後も仕事を続けたい」という意思を伝える

仕事を断る場合は、この3点を念頭に置いたうえで失礼にならない態度を心がけましょう。

断り方に気を付けて派遣の仕事を継続しよう！

紹介された派遣の仕事は断ってもかまいませんが、断り方には注意が必要です。

断るときはなるべく早めに、派遣会社や派遣先に失礼にならない断り方を心がけましょう。

上手な断り方を心がければ、悪い印象は持たれにくくなり、次につなげやすくなりますよ。

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