派遣先を自分で検索したり、派遣会社からの紹介を受けたりした際に、他の条件はとても良いものの、勤務先の場所が遠いことに悩むケースは少なくありません。
ほぼ毎日通勤する場所だからこそ、想定していた通勤時間よりも長いと、他の条件がいくら良くてもすぐには結論を出せないものです。
そこで、見つかった派遣先の勤務地が遠い場合に、引き受けるか断るかの判断のヒントをご紹介いたします。
見つかった派遣先勤務地が遠い時の考え方
派遣先を探す際に、「通勤時間は30分程度がいい」とか、「遠くても1時間圏内で探したい」など、通勤時間に関する条件を多くの方は考えます。また、最寄り駅からの距離が遠くバスを使用する場合などは、さらに通勤時間に余裕を持つ必要があり、できるだけ駅近く通勤が楽な勤務先を求める人が多いのも当然でしょう。
もし見つかった派遣先勤務地が希望していた通勤時間よりも遠い場合、その勤務時間だと生活に支障が出るレベルなのでしょうか? もし、「子どもの保育園への送り迎えに時間が間に合わない」など、生活がまわらないレベルでしたら、断った方がよいでしょう。
しかし、希望時間よりも遠いものの、無理なく生活が回っていくのであれば、他の条件がよい派遣先を断ってしまうのは、もったいないかもしれません。
派遣社員には契約期間があるので、もし通勤が辛いと感じたら契約を更新しないという方法がとれます。
通勤時間が短い方が楽ではありますが、「残業がほとんどなくて定時でキッチリ終われる」、「職場の雰囲気が良い」、「やりがいのある仕事ができる」など、他の条件が良いならその派遣先で働いてみるのもよいかもしれません。
まずは、妥協できる通勤時間かどうかを考えてみましょう。
紹介を受けた派遣先は断れない?
紹介を受けた派遣先は、断ることもできます。
もし、どうしても遠すぎて通勤ができないようなら、無理して通っても無理が出てきます。
せっかく紹介してくれた派遣先を断ると、次から紹介してもらえないという心配は必要ありませんが、希望条件が難しいと紹介できる派遣先は限られてしまいます。
断る際には、マナーとして理由を明確に伝えて丁重に断ることが大切です。
派遣会社は派遣先が決まるまで、継続してサポートしてくれるので安心しましょう。
通勤時間の活用方法
電車での通勤時間が長い場合は、その時間を自分だけの貴重な時間だと捉えて、有効活用をすることをおすすめします。
たとえ席に座れなくても、スマホで読書をしたり映画を見たり、資格勉強をしたりアプリを使った英会話レッスンをするなど、毎日決まった往復の時間分だけ、集中して取り組むことができます。
特に、資格勉強などの勉強の時間に充てるなら、15~20分などの時間よりも、30分以上(往復で1時間以上)などのまとまった時間を確保することで、勉強の成果に繋がりやすくなります。
通勤時間が長いことが、考えようによっては功を奏するということもあるでしょう。
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