派遣のお仕事ではわかりやすい「報連相(ほうれんそう)」が大事!

派遣先企業からの声に、派遣社員からの報連相についての悩みを耳にすることがあります。

会社組織にとって、従業員からのわかりやすい報連相はスムーズな業務運営のために不可欠。そして、組織の一員として業務を任せている派遣社員についても同じように、簡潔な報連相が求められます。

いっぽうで、報連相は伝える内容や相手の状況によって求められる質が異なることもあり、相手が求める報連相を簡潔に行うことは、実は難しいものです。特に、理系分野の専門職として働く派遣社員は、報連相の方法について迷われる方もいるかもしれません。

そこで今回は、派遣社員に求められる報連相について解説するとともに、わかりやすく報連相を行うコツをご紹介いたします。

派遣社員に求められる報連相とは

派遣社員は、正社員よりも上司との距離感が遠くなりがちな分、適確な報連相が求められます。報連相が上手かどうかで評価が大きく変わるので、注意が必要です。

管理職は、部下に任せている仕事の進捗管理を行うことが大きな仕事となるため、常に部下の仕事の進み具合について把握しておく必要があります。特に、業務上のミスや進捗の遅れが生じる可能性がある際は、早めに管理職が把握することで、それによって起こり得るトラブルを事前に食い止める義務があります。

トラブルが起きれば上司が責任を負うことになるので、それを防ぐためにも適確な報連相はとても大切です。

派遣社員の場合は、勤怠関係や職場環境における悩みやトラブルの発生時などについては、派遣先の会社だけでなく、派遣元となる派遣会社への報連相も忘れないようにしましょう。

報連相を行うコツ

【報連相を行う手段とタイミングを見極めよう】

報連相を行う際、相手の状況や報連相の内容に応じて、適切な手段とタイミングを見極めることが重要です。

相手が忙しい状況であれば、口頭では手短に伝えて、メモやメールを使って時間のある時に見てもらうようにします。また、伝える情報量が多い場合や聞き間違えを起こしやすい内容についても、口頭だけでなくメールや文章で伝えるようにしましょう。

【報告・連絡・相談のどれなのかを最初に伝えよう】

報連相を行う際に、まずは「報告」、「相談」、「連絡」のうちのどれを行うのかについて伝えましょう。

これを伝えてから本題に入ることで、相手は報連相を聞きながら、対応方法について考えることができるので、聞き返しや、余分な質問を受ける必要もなくなります。

「途中経過のご報告です。」、「〇〇についてのご相談です。」、「〇〇についてアドバイスをいただきたいのですが。」

など、何について報連相を行うのかを、まずは伝えるようにしましょう。

【結論から伝えよう】

報連相では、結論から先に伝えるようにします。

たとえば、「現在の進捗は、〇〇まで終わっている状況です。」と伝えてから、「△△については、もう少し時間がかかりそうです。なぜなら…という事が予想されるからです。」など、詳細や自分の考えについて述べましょう。

報連相の方法については、受ける人によって好みもあります。

報連相のやり方に自信がない場合は、直接上司に好ましい方法について相談してみるのもよいでしょう。

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