ライフスタイルの変化に合わせて正社員から派遣社員へ切り替えたい、または時間的余裕ができたためパートから派遣社員へと働き方を変えたいなど、50代になってからの派遣登録は少なくありません。
総務省統計局による労働力調査によると、55歳以降の女性就業者人口は10年前より1.24倍の増加となっており、50代でも派遣で働きたい人が増えているいっぽうで、実際にはなかなか仕事を紹介してもらえないという声もあります。
そこで、50代が派遣採用で起こる問題にはどのようなものがあるのか、また、50代から派遣社員として採用され活躍するためのポイントについて、ご紹介したいと思います。
50代の派遣採用で起こる問題
50代でも派遣で働くことはできますが、派遣先の紹介数が少ないという印象があります。
50代の派遣採用で起こり得る問題にはどのようなものがあるのでしょうか。
1.上司と部下の関係に問題が起こりやすい
50代以上が派遣社員として働き始めると、派遣先の上司にあたる人が年下となる可能性が高くなります。上司にとって人生経験豊富な年上が部下となる場合は、どうしてもやりづらさを感じてしまう人もいます。
2.高いスキルにマッチする仕事がない
正社員で長く働いた後に派遣へと切り替えする場合、持ち合わせている高いスキルや職務経験に見合った求人が見つからず、本来のスキルに見合った給与とならないケースも少なくありません。
せっかくのスキルをできるだけ活かせる仕事にこだわりすぎてしまうと、派遣先の紹介は限られてしまいます。
50代が派遣で活躍するためのポイント
1.希望条件を絞り過ぎない
希望条件を絞り過ぎてしまうと、紹介できる派遣先が限られてしまいますので、ある程度柔軟性を持たせておくことが大切です。絶対に譲れない条件と、譲歩してもよい条件とに分けて、希望条件を派遣会社に伝えるようにすることで、派遣先の紹介数も増えるでしょう。
1.50代ならではのアピールポイントを把握しておく
50代ならではのアピールポイントを把握しておくことで、周りとの差別化ができ、採用される可能性も高まります。例えば、豊富な社会人経験を経たコミュニケーション力、育児を終えた後の心の余裕などです。
特に、自分より年下の職場仲間とコミュニケーション力なども注目されるところです。
希望条件に拘り過ぎず、年下とのコミュニケーションを高めることで、50代から派遣として働くことは十分に可能です。
希望条件について派遣会社との間でしっかりとすり合わせ、まずは短期からなど肩の力を抜いて派遣社員として活躍してみませんか?
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