派遣の求人の休日欄には、「完全週休2日制」と書かれているものがあれば、「週休2日制」との表記のものもあります。

これらが意味するものは同じなのでしょうか？　また、週休2日ということは土日祝日休みだと考えても良いのでしょうか？

そこで今回は、「週休2日制」「完全週休2日制」の表記の違いと、土日祝休みと考えてよいのかどうかについて、ご紹介いたします。

休日を重視する人は、しっかりとチェックしておきましょう。

「週休2日制」、「完全週休2日制」の違いは？

週休2日制は、毎週2日休みということではなく、「1ヶ月の間に2日休みの週が一度以上ある」ことを指しています。2日休みの週もあれば1日休みの週もある、という意味です。

たとえば、隔週で2日休みと1日休みがあるケースや、月に1度だけ1日休みの週がある、などという場合も、週休2日制となります。

それに対して、完全週休2日制は、「毎週必ず2日休み」という意味です。

一般的には、完全週休2日制と言えば、毎週「土曜」「日曜」が休みとなることが多いものの、何曜日を休みにするかについては、各企業にゆだねられています。土日休みに関わらず、「火曜」「水曜」休みとするなど、固定曜日を休日にする企業や、シフト制で週ごとに休みの曜日が変わる場合についても、毎週2日休みが取れる状態であれば完全週休2日制に該当します。

「週休2日制」、「完全週休2日制」どっちが良い？

週休2日制と完全週休2日制の違いをまとめると以下のようになります。

休みだけを見ると、完全週休2日制の方が休み多くとれるため、良いように感じます。

しかし、労働基準法において1週間あたりの労働時間が40時間以内、と定められているため、完全週休2日制は週休2日制よりも休みが多い分、1日あたりの労働時間は長くなる傾向があります。

また、週休2日制の場合でも年間休日が完全週休2日制と同程度あるという場合は、普段休みが少ない分、年末年始やお盆休みが長くなるでしょう。

完全週休2日制の場合でも、週2回ある休みが「水曜」と「日曜」など連休にならない場合もあるので、どちらが良いとは一概に言えません。

土日祝日休みの求人を探すコツ

前述のように、完全週休2日制と表記されていれば「土日祝休み」となるとは限りません。また、「土日休み」と表記されていても、祝日は出勤日となっている場合もあります。

もし、「土日祝休み」を希望するのであれば、その旨が明記されているかどうかをまずは確認する必要があります。もし詳細の記載がないのであれば、面接の際にしっかりと確認しておきましょう。

週休2日制と完全週休2日制について、それぞれの違いを紹介いたしました。

完全週休2日制と記載していたので、てっきり「土日祝休み」だと思い込んでいたら、実際には平日休みだったり、週によって休みがバラバラだったという事はよくあります。

入社後のトラブル回避のためにも、休日規定については入社前に確認しておくようにしましょう。

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