理系の求人の中でもよく見られる「実験(研究)補助業務」は、派遣社員として働いている方も多くいます。
未経験の状態で研究職へ転職することは難しいですが、実験補助者としてなら未経験者でも応募できる求人も見られます。
そこで今回は、実験補助の業務内容にはどのようなものがあるのか、また、派遣社員が実験補助者として働くメリット、やりがいについて紹介していきたいと思います。
実験補助の業務内容とは?
実験補助の業務内容は、研究・実験業務の補助全般が該当します。基本的には研究職として業務にあたる人が別におり、その補助者として業務の一部をサポートします。
上司(指示者)から指示される業務を適切に行い、その結果を上司へ報告するというサイクルを繰り返すのが、基本的な業務の流れです。
実際に担当する業務は求人案件ごとに異なりますが、業務の一例は以下のようなものが挙げられます。
1.実験器具の準備や洗浄、滅菌、片づけ
実験で使うフラスコ、ビーカーなどの器具を準備したり、使用後に洗浄して乾かし、所定の位置に片づけます。高温高圧で滅菌することもあります。
2.計測作業、記録・入力作業
数をカウントしたり、大きさを計測したり、変化の推移を記録したりします。
計測したデータは、パソコンを使ってエクセルなどのソフトへ入力し、適切に保存します。
3.水溶液(培地)の作成
バッファーと呼ばれる緩衝液や、菌を増殖させる「培地」を作成します。薬品や水を正確に計測して溶かします。
4.植物の管理
植物を育てている場合、その植物を植えたり生育の管理を行ったりすることもあります。
実験補助の派遣の特徴とやりがいは
実験補助の業務は、継続した業務が発生する時期のみ、期間限定で求人を行うことが多いといった特徴があります。また、会社の実験に充てられる予算に余裕がない場合は、人を雇うことができません。そのようなことから、実験補助業務は正社員よりも派遣社員として採用を求めることが大半です。
いっぽうで、研究補助者は未経験者でも専門知識がなくても応募できる求人が多いため、派遣として業務にあたりながら、経験を積んでいくことができます。研究者として転職する際は業務経験を求められることが多いため、派遣で得た業務経験が次の転職に繋がるといったメリットがあります。
そのほか、実験補助者はチームの一員としてものづくりへ参加することができ、実験や研究が成功したときには、チーム全体で喜びを分かち合うことができる点も、実験補助業務のやりがいだ言えるでしょう。
実験補助の業務について解説いたしました。
理系求人の中でもよく見られる実験補助の業務は、派遣社員が活躍できる職場が多くあります。
興味のある方は、自信に合う求人があるかどうか探してみてはいかがでしょうか。
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