分析業務に欠かせないHPLCとは? どんな職場で用いられる?

品質管理部門などを中心に、HPLCを使った分析業務に従事している派遣社員は少なくありません。

HPLCの経験を求められる職場は幅広く、その分やりがいも感じられるでしょう。

そこで今回は、分析業務に欠かせないHPLCについてご紹介していきたいと思います。HPLCとはどのようなものなのか、そしてHPLCの知識・経験が求められる職場について、チェックしてみましょう。

「HPLC(高速液体クロマトグラフィー)」とは?

「HPLC」とは”High Performance Liquid Chromatography“の略で、「高速液体クロマトグラフィー」(通称、「液クロ」)と呼ばれている、定性・定量を行うためのポピュラーな分析手法です。

HPLCによる分析対象は、分子から高分子、イオン性・非イオン性と幅広く、液体試料に溶解している複数の化合物にどのような成分が含まれているかを分離し分析することができます。

HPLCによる分析は、非常に幅広い分野で行われていますが、装置各所の設定によって得られる分析結果が大きく変わります。

高精度の装置群により、液体に含まれる微量な成分を分析することができるため、HPLCに注入する試料量は数μLオーダー程度から測定が可能となっているのも特徴のひとつです。

「HPLC」の知識や経験が求められる職場

HPLCは、製薬、食品、化学、環境など、幅広い分野において、様々なサンプルを分析しています。

HPLCの経験が求められる派遣先の一例として、医薬品の製造販売会社が挙げられますが、品質管理部で製品の品質を守るのに、HPLCを用いた品質検査や分析業務を行います。

医薬品の原料を製造する老舗医薬品メーカーでは、製品となる医薬品の原料や中間体、化成品において、規定に合った品質基準を満たしているかについて、HPLCによる検査・分析を行います。

HPLCのスキルを活かせる品質検査や分析業務は多岐に渡り、HPLCの知識や経験が求められる職場も多く存在しています。

分析業務に欠かせないHPLCについてご紹介いたしました。

HPLCを用いた実務経験が応募の必須条件となっている求人もあるほど、分析業務で必要不可欠な存在であるHPLC。

HPLCの技術は、多くの分野において科学者を支える基盤として、装置や活用方法などもアップデートされ続けています。

分析業務に興味がある方や、分析業務にブランクがある方、分析業務においてキャリアアップを目指される方は、派遣社員としてHPLCを使った分析業務に挑戦してみることで、HPLCの知識や経験を積んでみてはいかがでしょうか。

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