理系が派遣会社を選ぶ際に気を付けたいポイントやコツをご紹介

「理系の仕事をしたいけど、専門性が高い仕事は就職の難易度も高そう」そのように考えている人も多いのではないでしょうか。

たしかに、研究職などの専門性が高い仕事で正社員となるのは難しいのが現状です。

そこで注目してほしいのが「派遣社員」という働き方です。派遣社員は正社員よりも就職のハードルは低くなり、目標にしている仕事に就きやすくなります。

実務を通じて知識やスキルを身に付け、正社員へキャリアアップすることも可能なため、検討する価値は充分にあります。

今回は、理系が派遣会社を選ぶ際に気をつけたいポイントやコツとして、理系の業界や職種の紹介、理系就職の難易度について、理系の派遣社員になるメリット・デメリットを解説します。

理系の派遣社員について詳しく知りたいという人は、ぜひ参考にしてみてください。

理系を活かした仕事とは?

理系を活かした仕事とはどのようなものでしょうか。

理系には様々な分野がありますが、どの分野を選択したとしても共通して言えるのは「専門性の高い知識を持っている」ことが強みです。

また、日々の勉強や研究を通じて、論理的思考力や数値・データの分析力が身についていますので、それらも就職活動においては強みになります。

つまり理系を活かした仕事とは、自分が持っている強みを活かせる仕事のことです。自分の強みと弱みを分析して、適性が高い仕事を見つければ、即戦力として活躍できるでしょう。

業界研究や職種研究も仕事選びの際には重要です。

理系の業界・職種にはどのようなものがあるか、以下で具体的に解説します。

理系を活かした仕事の業界

理系の仕事を探すには、理系の知識を活かせる仕事の業界を理解しておきましょう。

業界とは「企業が提供する商品やサービスで分類したもの」で、業界は大きく8つに分けられるのが一般的です。仕事探しをする前に理解を深めておきましょう。

業界分類

  1. メーカー
  2. 商社
  3. 小売
  4. 金融
  5. サービス
  6. マスコミ
  7. ソフトウェア・通信
  8. 官公庁

大きく8つに分けられた業界は、扱っているモノによって、さらに細かく分類されます。メーカー業界を例にすると、メーカーという大分類の中に、食品業界や建設業界、繊維業界など複数の業界が中分類として分類されています。

仕事探しにおいては業界を調べ、学生時代に身につけた専門性の高い知識を活かせる業界を選ぶことが重要になります。

たとえば、農学部なら食品メーカー、工学部なら建設メーカーなどが学んだ知識を活かしやすいでしょう。

自分が持っている専門性の高い知識と親和性の高い業界を選ぶと、就職活動を有利に進められます。しっかりと自己分析と業界研究をしましょう。

理系を活かした仕事の職種

理系を活かした仕事を見つけるためには、職種についても理解を深めておくことが大切です。

職種とは「業務内容によって分類した仕事の種類」のことです。営業や人事、総務、経理など具体的に何の仕事をするかをイメージすると理解しやすいと思います。

業界研究を行って、自分が希望する業界の企業に入社できたとしても、職種のイメージまでできていなければ「仕事が合わないな」と辛くなるかもしれません。

業界研究と職種研究の両方を行うことで、より自分に適性のある仕事が見つかりやすくなり、かつ入社後のミスマッチを防げるようになります。

理系の職種にはどのようなものがあるのか、具体的に確認していきましょう。

理系の主な職種

  1. 基礎・応用研究
  2. 商品・技術開発
  3. 品質管理
  4. 臨床開発・治験
  5. システムエンジニア
  6. 金融・証券

職種選びについても業界選びと同様に、自分の持っている専門知識を活かせる職種を見つけましょう。

そして、業務を通じて自分が現在持っている知識・スキルを高めていくことができるのか、今後習得したい知識・スキルを学べるのかどうか、将来のキャリアアップまで含めて考えることがとても大切です。

理系を活かした仕事の正社員の難易度は?

理系学部で知識やスキルを学んだ人は、それらを活かして理系正社員の職に就きたいですよね。

一般的に「理系の方が就職に強い」と言われ、そのように認識している人も多いのかもしれませんが、就職の実態はどうなっているのでしょうか。

就職する際の難易度

実は、理系も文系も就職する際の難易度はさほど変わりません。

文部科学省の調査によると、文系の就職率は97.1%、理系の就職率は98.1%で数値を比較すると大差がないことがわかります。

(参考:文部科学省|令和4年度大学等卒業予定者の就職状況調査|(令和6年1月11日訂正)

ただし、研究職などの専門性が高く、採用枠が狭い仕事については正社員で就職するのは難しいのが現状です。

また、理系の転職となると、さらに難易度が高くなると言われています。

理系を活かした仕事は専門性が高いため、自分が現在持っている知識やスキル、経験と企業が求める能力がマッチングするとは限らないからです。

理系専門職の就職活動は激戦です。情報収集と事前準備をしっかりと行うようにしましょう。

就職後の働き方

理系の仕事に就きたい人は、就職後の働き方も重要です。

自分が将来なりたい姿を考えて、いつまでに、どんな知識・スキルを習得するなど、具体的なキャリアプランを作成しましょう。

社内で得られるものだけではなく、外の情報も意識して取り入れるようにしましょう。自分が選んだ業界の最新情報、競合他社の動向などを確認し学ぶことは重要です。

社外の情報を知っておくことは、自分の市場価値を高めることにも繋がります。将来、転職という選択をする際に、社内の知識しか持っていなかったら転職はより難しくなるでしょう。

毎日、少しの時間でも良いので情報収集をルーティンにするのがおすすめです。

理系の仕事を派遣社員で働く際のメリット

理系の仕事に就きたいと考えている人は「派遣として働く」という選択肢も検討してみましょう。

派遣社員という働き方であれば、正社員として働くよりも就職の難易度は下がります。

特に就職が難しい研究職などの競争倍率が高い仕事でも、派遣社員なら就職できる可能性があります。

派遣社員からスタートして自分のスキルを高めていき、キャリアアップするというのも、自分の目標達成の1つの方法になるでしょう。

理系の仕事を派遣社員で働く際のメリットを以下で解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

時給が高い

理系派遣の時給は、一般的な派遣社員の時給よりも高い傾向があります。

一般的な派遣社員の時給は1,500円~1,600円ほどです。対して理系の仕事の場合、時給が100円〜200円ほど高く、さらに研究職など専門性が高い仕事の場合は、時給が2,000円を超える求人もあります。

時給制とはいえ、これだけの高単価でフルタイム勤務をすれば、一般的な正社員の給与と比較しても遜色ない収入を得ることが可能になります。

派遣先企業が求めるスキルや経験を持っている場合は、さらに時給アップが見込めるケースもあり得るため、理系派遣の給与は派遣社員の中では優遇されていると言っても差し支えありません。

給与についてもっと具体的に知りたいという人は、派遣会社に登録をしてコーディネーターとお話するのが良いでしょう。

健康保険や厚生年金に加入できることも

理系の派遣社員なら、健康保険や厚生年金に加入できる場合があります。

健康保険、厚生年金に加入したいと考えていても、それぞれの加入条件を満たさなければ加入できません。

仕事によっては、所定労働時間や月額賃金の条件を満たすのが難しくなっているため、何とかしたいなと悩んでいる人もいるでしょう。

健康保険、厚生年金の加入条件は以下です。

  • 雇用契約期間が2ヶ月を超える
  • 所定労働時間・所定労働日数が正社員の4分の3以上である

所定労働時間・所定労働日数が正社員の4分の3未満の場合でも、以下の条件をすべて満たしている場合は、健康保険に加入できます。

  • 週の所定労働時間が20時間以上30時間未満
  • 所定内賃金が月額8.8万円以上
  • 2ヶ月を超える雇用の見込みがある
  • 学生ではない(休学中や夜間学生は加入対象)
  • 従業員数101人以上の勤め先である

※2024年10月からは従業員数51人以上の勤め先

基本的にはフルタイム勤務で、雇用期間が2ヶ月を超えないと加入条件が満たせないと覚えておきましょう。

理系派遣の仕事の場合、上記の条件を満たしている求人が比較的多いため、パート・アルバイトとして働くよりも、健康保険・厚生年金に加入しやすいと言えます。

条件を選べる

勤務条件を選べることも理系派遣のメリットです。

派遣社員として働く際は、最初に派遣登録が必要です。この登録時に、自分が希望する勤務条件を派遣会社に伝えると、コーディネーターはその条件に合わせた仕事を見つけて、あなたに紹介します。

つまり、勤務時間、勤務日数、勤務地や職種、仕事の内容まで自分で選べるということです。

プライベートの時間を大事にしたいという人や、結婚や出産などのライフスタイルの変化に合わせて柔軟に働きたいという人にとって、働きやすい雇用形態と言えます。

会社によっても違いますが、理系の仕事の場合(特に専門性が高い仕事の場合)、そもそものワークライフバランスが整っている企業が多いです。

派遣先企業の就業環境が整っていれば、そこに派遣されるスタッフの就業環境も守られるため、理系派遣は良い環境で働けるケースが比較的多くなっています。

経験やスキルを積める

理系派遣のメリットは経験やスキルを積めることです。

理系の仕事の中でも、研究職など正社員での就職が非常に難しい職業ですが、派遣社員なら働けるチャンスがあります。

派遣として仕事をしながら、目標の業種・業界で経験やスキルを積みキャリアアップすることも可能です。

様々な職場を経験できることもメリットです。

派遣会社はたくさんの求人を持っています。自分のキャリアプランを実現するために、職場を変えながら実務経験を積んでいき、スキルや知識を習得していくこともできます。

企業によって仕事のやり方や文化は違うため、複数の企業で働いて経験を積めば、視野は広がり、視座が高まるでしょう。

自分を成長させる手段として、派遣社員を選ぶのも1つの方法です。

職歴にブランクがある場合

職歴にブランクがある人に理系派遣はおすすめです。

派遣社員は正社員よりも就職のハードルが低いため、自分が希望する業界や職種に就きやすい働き方です。

理系の仕事をしていたけど退職してブランクがある人が、理系の仕事に復職したいと考えているなら、派遣社員も検討するべきです。

ブランクが長い場合、いきなり正社員として復職するのは不安な人もいるでしょう。そのような人にも、派遣社員はおすすめできます。

「理系の仕事なのにブランクがあって本当に大丈夫なのかな?」と心配する人もいるでしょう。

理系派遣でブランクOKと明記している求人はたくさんあるので安心してください。

派遣会社に登録すれば、復職に関する疑問や相談ごとにコーディネーターが対応してくれますので、試しにサービスを使ってみるのもおすすめです。

理系の仕事を派遣社員で働く際のデメリット

理系の仕事に派遣社員として就職したいと考えている人は、デメリットについても確認し、働き方が自分に合っているかを考えておきましょう。

理系の仕事を派遣社員で働く際のデメリットは以下です。

派遣契約が更新制

派遣契約が更新制で雇用が安定しないことはデメリットと言えます。

派遣社員の雇用契約は、有期雇用契約が基本です。派遣期間が終了すれば、その企業での勤務も終了となるため、次の仕事探しをしなければなりません。

派遣先企業から派遣期間延長を提案され契約更新した場合でも、派遣社員が同じ職場で働けるのは最長で3年までというルールがあるため、長期的に安定して働くのは難しくなっています。

雇用が安定しなければ収入が不安定になるため、派遣という働き方を選ぶならそのリスクを理解しておくことが必要です。

ただし、有期雇用契約というのは、考え方によってはメリットになることも忘れてはいけません。

派遣社員なら比較的短期間でたくさんの業界・職種に就職できるため、幅広い経験を積んでスキルアップが可能です。

自分のキャリアプラン実現のためには、派遣社員が最短ルートになる人もいるでしょう。

仕事に就くという点に注目するのではなく、中長期的なキャリアまで考えて仕事を探しましょう。

補助的な仕事が多い

派遣先企業の方針や募集している求人の内容によりますが、補助的な仕事が多くなる可能性があることはデメリットです。

理系の仕事は専門性が高いケースが多く、実務経験や知見を求められるため、派遣先ですぐに責任や裁量権を持って仕事ができるとは限りません。

派遣で目立つのは、研究者の研究・実験業務のサポートやデータの計測・記録作業を行う「研究補助者」や実験で得られたデータ分析や研究者から指示を受けて研究室作業をする「技能者」などの求人です。

プレッシャーがかかるので、責任のある仕事はなるべくしたくないと考える人にとっては良いかもしれませんが、責任の大きな仕事に次々とチャレンジしたい人には物足りなく感じる可能性があります。

もちろん、本人の仕事ぶりが評価されれば任される仕事も増えていくでしょうし、紹介予定派遣として働くことを提案され、正社員登用されるというキャリアアップルートもあります。

派遣という立場だからこそ、日々の業務にしっかりと取り組んで、自分をアピールすることは大事です。

理系関係の派遣社員なら、理系に特化した派遣会社を選ぼう

理系関係の派遣社員を目指している人は、理系の求人に特化した派遣会社を選んで登録しましょう。

1つの派遣会社が世の中にある全ての求人情報を持っているということはありません。

特定の業界に強い派遣会社、特定の地域の求人に強い派遣会社など、派遣会社ごとに得意領域は異なっています。

したがって、理系の求人については理系に特化した派遣会社が強く、理系の就職に関するノウハウも持っているため、就職活動を有利に進められます。

理系の仕事を探している人は、理系に特化した派遣会社への登録をおすすめします。

大手派遣会社は理系の求人の取り扱いが少ない

大手の派遣会社は業界や職種を絞らずに広い範囲で求人を集めているため、理系の求人数は理系特化型の派遣会社と比較すると取り扱いが少なくなります。

業界や職種にこだわらずに、勤務時間や勤務日数、勤務地などの条件や福利厚生などの充実度で仕事を選びたい人には、大手派遣会社に登録するのが良いでしょう。

しかし、特定の分野にこだわって仕事を探したい人は、その分野に特化した派遣会社を選びましょう。

なお、派遣会社は複数登録がおすすめです。

特定の分野に特化した派遣会社でも、その分野の求人情報すべてを網羅していることはありません。

複数の派遣会社に登録しておけば情報量が増えますので、自分にマッチングする求人を見つけやすくなります。

同じ企業の同じ業務の求人があったとしても、派遣会社によって提示される待遇が異なるケースもあるため、複数登録にはメリットがあります。

とりあえず登録して仕事を探すだけでもOKな派遣会社も多いので、派遣会社を利用する際は複数登録を検討しましょう。

理系の派遣会社ならRDサポートにお任せ

理系の派遣職を探している人には、RDサポートがおすすめです。

RDサポートは食品・創薬・製薬・臨床分野など理系の仕事に特化した人材派遣会社で、大手上場企業からベンチャー企業まで1000件以上の企業との取引実績があるため、たくさんの選択肢から理系の求人を探すことが可能です。

RDサポートのキャリアアドバイザーは理系出身で構成されているので経験知識が豊富です。特化型の人材派遣会社であるため業界に精通していて的確なアドバイスとスピーディな問題解決が期待でき、かつサポート体制が充実しているため安心して利用できる派遣会社です。

人材派遣だけではなく、正社員の求人紹介もしているので長期的視点でのキャリア形成についても相談・対応ができます。

理系の知識を活かして、派遣社員の研究職に就きたいという人は、RDサポートに登録して仕事を探すことをおすすめします。

まとめ

今回は、理系が派遣会社を選ぶ際に気をつけたいポイントやコツとして、理系の業界や職種について、理系就職の難易度について、理系の派遣社員になるメリット・デメリットを解説しました。

「理系の学歴を活かして、理系の企業に転職したい」
「仕事のブランクがあるけど、理系の仕事に復職したい」

そんな人は、理系の派遣社員になるという選択肢も検討してみるのはいかがでしょうか。

派遣社員であれば就職の難易度は下がりますし、勤務条件を自分で選べるのでワークライフバランスを重視して働けます。

より自分にあった仕事や働き方を見つけるために、派遣会社に登録をして情報収集してみましょう。