派遣登録をWebで行う場合は来社不要?流れや注意点をご紹介

派遣社員として働くには、派遣会社への登録が必要です。派遣社員という働き方に興味があっても「登録の手続きが大変そう」「登録会に参加するのはちょっと」と考えている人も多いのではないでしょうか。

派遣登録をするのに、来社しなければならないというのは一昔前の話です。最近では、派遣登録の手続きをWebで完結できる派遣会社も増えてきました。

今回は、派遣登録をWebで行う方法やWeb登録のメリット・デメリット、Web登録の際に注意したいポイントについて解説します。

派遣登録をしようか悩んでいる人や、これまで来社して派遣登録をしていた人はぜひ参考にしてみてください。

Web登録とは

Web登録とは、派遣会社に自分の情報を提出し登録する手続きをオンライン上で完結させる派遣登録の方法です。

Web登録ができる派遣会社の場合、ホームページに「スタッフ登録申請する」「オンライン登録はこちら」などのボタンが設置されており、クリックするとすぐにWeb登録を開始できます。

派遣会社によって登録に必要な情報が異なりますが、基本的には以下の情報を求められるケースが多いです。

  • 個人情報(氏名、生年月日、住所、連絡先など)
  • 職歴
  • 学歴

情報入力が完了したら、仮登録は完了です。次に本登録する際に必要な面談の日時を予約します。

面談といっても派遣会社を訪問する必要はありません。ZoomやTeamsといったビデオ通話アプリを使って面談ができますので、忙しい人にもおすすめです。

ビデオ通話環境が準備できない場合、電話面談で本登録ができるケースもあります。派遣会社によって対応が異なりますので、事前に確認しておきましょう。

面談では、キャリアアドバイザーが自社の派遣の仕組みや仕事紹介までの流れ、事前に入力した情報の確認などを行います。

面談の目的は、あなたに合った仕事を紹介するための情報収集です。自分の希望やアピールポイントをしっかりと伝えて、より良い仕事を紹介してもらいましょう。

また、不安に思っていることや疑問があれば、遠慮せずにキャリアアドバイザーに伝えましょう。

面談が終了したら、本登録は完了です。あなたの希望に沿った仕事が紹介されますので、しっかりとチェックして仕事を決定しましょう。

Web登録の流れ

ここからは派遣のWeb登録の流れを具体的に確認していきます。Web登録の詳細は派遣会社によって異なりますが、大まかな流れは一緒ですので、Web登録を考えている人はぜひ参考にしてみてください。

派遣登録予約

派遣登録予約はWeb登録の最初のステップになります。氏名、生年月日、住所、連絡先などの個人情報の入力や職歴、学歴といった過去の経歴を入力します。

続いて、オンライン面談の希望日時を入力します。派遣会社によって、面談可能な時間や曜日に指定がある場合がありますので、注意事項を確認しながら入力しましょう。

入力が完了したら、情報送信ボタンを押せば派遣登録予約は完了です。派遣会社から面談日の連絡が入りますので、忘れずにチェックするようにしましょう。

担当者面談

次のステップは担当者面談です。面談に必要な情報やツールは、派遣登録予約の際にメールで案内されるケースがほとんどです。しっかりと自己アピールするために、余裕を持って準備しておきましょう。

派遣会社から求められる情報・ツールの具体例は以下になります。

  • 履歴書、職務経歴書(派遣会社が入力フォームを準備している場合はそちらを優先)
  • 希望する仕事の内容や職種など
  • ZoomやTeamsなどのビデオ通話アプリ(派遣会社指定のもの)

面談は派遣会社のキャリアアドバイザーが対応します。面談では主に、派遣会社のシステムの紹介や事前に入力した情報の確認、希望の仕事や勤務条件などのヒヤリングが行われます。

ここで話した内容を参考にして派遣会社は紹介する仕事を選びますので、しっかりと自分の考えを伝えてください。

登録完了

キャリアアドバイザーとの面談が完了したら、登録も完了となります。

派遣会社によっては登録完了後に、登録者の特典として「非公開求人」の閲覧が可能になるケースがあります。

非公開求人はインターネットや求人情報誌などでは公開されていない求人で、一般に公開されている求人と比較して好待遇である場合が多く、ぜひチェックしたい情報になります。

可能なら複数の派遣会社に登録して、より多くの求人情報を集められる状態にすることで、自分が希望する条件の仕事を見つけやすくなるでしょう。

仕事紹介

派遣会社が提供している求人情報で気になるものがあったら、キャリアアドバイザーに連絡して仕事を紹介してもらいましょう。

情報はリアルタイムで更新されますので、こまめに確認することをおすすめします。

登録情報を元に派遣会社から仕事が紹介される場合もあります。連絡先として登録したメールのチェックも忘れずに行いましょう。

希望する条件の仕事が見つかったら、雇用条件を確認して派遣会社と雇用契約を結びます。

就業開始

派遣会社での手続きが全て完了したら、指定された日から派遣先企業で就業開始となります。

派遣先での働きぶりによっては、派遣期間が終了しても契約更新となる場合もあります。常に見られている意識を持って仕事に取り組みましょう。

就業開始後、派遣先での困りごとや仕事の悩みができたら、担当のキャリアアドバイザーに相談することも可能です。

派遣会社はあなたが働きやすいようにしっかりとフォローしますので、遠慮せずに相談しましょう。

派遣登録をWeb登録で行うメリット・デメリット

Web登録は手軽に簡単にできる派遣登録の方法です。派遣登録をするならWeb登録がおすすめですが、登録前にメリット・デメリットを確認しておくのが良いでしょう。

以下で詳しく解説していきます。

Web登録はメリットが多い

Web登録のメリットは手軽に簡単に登録できることです。

派遣会社のホームページにアクセスし、必要な情報を入力して送信すれば仮登録が完了します。

場所や時間を選ばずに登録の手続きができるので、忙しくてまとまった時間を作れない人やスキマ時間に効率的に仕事を探したい人にはピッタリな登録方法になります。

他の派遣登録の方法と比較してみましょう。

電話登録の場合、派遣会社のコーディネーターと電話で話しながら登録します。氏名や生年月日、住所などの個人情報や過去の経歴について一つ一つを口頭で伝えなければならないため、Web登録に比べ手間がかかると言えるでしょう。

来社登録の場合は、派遣会社と自宅を往復する移動時間がかかってしまいます。また、履歴書などの書類を持参しなければならないケースもあり、その場合は手書きや印刷の手間も増えます。

Web登録ならオンライン上ですべての手続きが完了できるので、上記のようなことを考える必要はありません。

どうしてもキャリアアドバイザーと話しながら登録をしたいという人以外は、Web登録がおすすめです。

Web登録のデメリットは?

Web登録にもデメリットはあります。

専用フォームに情報を入力して送信するだけですが、登録作業は自分ひとりで進めなければなりません。質問しながら、確認しながら登録をしたい人にとってはデメリットになります。

オンライン上で全ての手続きが完了することはメリットですが、デメリットにもなり得ます。

来社登録のように派遣会社を直接訪問すれば、社内の雰囲気がわかりますし、担当者の対応もじっくりと観察できます。

これから長く付き合っていくビジネスパートナーを選ぶために、自分の目で直接確認したいという人は来社登録を検討したほうが良いかもしれません。

派遣会社にもよりますが、Web登録でもコーディネーターと話す機会が作れないわけではありません。相談窓口を設置している派遣会社もありますので、直接話してから登録したいという人は事前に確認するのが良いでしょう。

Web登録の際に注意したいポイント

ここではWeb登録をする際に注意したいポイントを解説します。

Web登録は簡単にできることが魅力ですが、自分ひとりで準備や手続きを行うため、指摘されなければ気が付かないミスをしてしまうかもしれません。

より良い仕事を紹介してもらうためにも第一印象は大事です。ここで紹介するポイントを事前にチェックしてケアレスミスを防ぎましょう。

必要書類

Web登録をする際には必要な書類をしっかりと確認して、提出漏れが無いようにしましょう。

また、派遣会社によって書式やデータ形式を指定される場合がありますので、その点にも注意が必要です。

基本的には、履歴書と職務経歴書が必要になります。その他の必要書類は派遣会社のホームページを確認するか、派遣会社からの連絡事項に記載があるので、必ずチェックしてください。

記入する際には正確な情報を

提出書類には正確な情報を記入してください。

社会人として当然のマナーですし、書類に間違いがあると派遣会社や派遣先企業に迷惑がかかる場合があります。

記入後は必ず複数回確認してミスを防ぎましょう。

また、自分を良く見せようとして、嘘を付いたり誇張したりすることは絶対にしてはいけません。

嘘を付いたことが発覚すれば、派遣会社との信頼関係が崩れ、自分が困ることになります。

今後の仕事をやりやすくするためにも、書類の正確性に気を付けましょう。

余裕をもってアップロードしておく

必要書類は余裕をもってアップロードしましょう。

忙しいからと後回しにしていると、うっかり期限が過ぎてしまったなんてことになりかねません。

期限が過ぎても書類が提出されない場合、この人は仕事でも期限を守れないかもしれないと、担当者は不安になることでしょう。

期限遅れもまた、派遣会社との信頼関係を崩す原因になりますので、期限は必ず守ってください。

期限ギリギリに書類を準備するのもおすすめしません。時間が無い状態で作業するとミスが発生しやすくなりますし、書類によってはすぐに準備できないものもあるかもしれません。

登録をスムーズに完了させ、早く仕事を見つけるためにスケジュールに余裕を持ってアップロードしてください。

オンライン面談

オンライン面談は、ZoomやTeamsなどのビデオ通話アプリを使って、派遣会社のキャリアアドバイザーと対話します。

ビデオ通話アプリを使ったことがない人はもちろん、普段から使っているという人でも見落としているポイントがあるかもしれませんので、しっかりと確認しましょう。

ビデオ通話アプリのダウンロードおよび動作チェック

最初にビデオ通話アプリのダウンロードおよび動作チェックを行ってください。

アプリは必ず派遣会社が指定するものをダウンロードしましょう。ダウンロードが完了したら、動作チェックもセットで行ってください。

端末によっては上手く動かないこともあり得ますし、面談直前になって操作方法がわからず時間に間に合わないなんてことも考えられます。

事前にチェックするだけで、それらは防げますので早めに実施しましょう。

アカウント名の確認

ビデオ通話アプリのアカウント名の確認も忘れてはいけません。

アカウント名は相手の画面に表示されるため、ニックネームなどを設定していると相手方に良い印象を与えません。ビジネスの場ですのでアカウント名は氏名にしておきましょう。

普段からビデオ通話アプリを使っている人ほど、見落としがちなポイントになるので注意してください。

インターネット環境の再確認

面談前にインターネット環境を再確認しておくことも大事です。

ネット環境が不安定だったり、回線速度が遅かったりすると面談がスムーズに行えません。回線の状況によっては面談ができないこともあるでしょう。

ビデオ通話をする場合、目安として最低でも上り・下りとも3Mbps以上の通信回線を準備しましょう。可能であれば10Mbps程度の回線を準備するとビデオ通話が安定します。

通信速度は「インターネット速度テスト」で検索し、任意のサイトで簡単に計測できますので事前に確認しておくことをおすすめします。

静かでシンプルな環境の準備

面談の際は、静かでシンプルな環境を整えましょう。

ビデオ通話は場所を選ばずにできますが、カフェなど外出先から実施するのは避けましょう。

自分では静かな環境だと思っている場合でも、通話相手にはお客同士の会話や店内のBGMなどが聞こえてしまう可能性があり、面談がスムーズに行なえません。

また、セキュリティリスクの観点からも外出先でのビデオ通話は歓迎されません。

オンライン面談は自宅で実施するのがベターです。

カメラ映りのチェック

カメラ写りのチェックも忘れずに行いましょう。

Web面談ではカメラが唯一の視覚情報のため、カメラ写りで印象の良し悪しが決まると言っても過言ではありません。

カメラとの距離は遠すぎず、近すぎない位置に、カメラの角度は自分が不自然に映らない角度に調整して、最後に相手からどう見えるのかを確認しておきましょう。

ビデオ通話をする際は照明も大事です。室内が暗いと表情も暗く見えてしまいますので、場合によっては照明器具を使うことも検討しましょう。

服装

面談時の服装には気を配ってください。

派遣会社から面談時の服装を指定されるケースはほとんどありませんが、普段着や部屋着で面談するのはマナー違反です。

スーツかオフィスカジュアルな服装で面談に臨みましょう。

「自宅で面談するのにスーツって必要なのかな」と思う人もいるかもしれませんが、ビジネスの場ですので、それにふさわしい服装は必須です。

第一印象を良くするためにも、しっかりと準備しましょう。

職場見学

派遣社員の職場見学とは、働きたいと考えている派遣先企業の職場を見学し、実際の労働環境や職場の雰囲気を知る方法です。

事前に職場を知っておけば、働き手は入社後にミスマッチに気付くというリスクを回避できます。

派遣先企業は、就業希望者の人柄を直接確認できる貴重な機会となり、双方にとってメリットがあります。

職場見学と聞くと、派遣先企業を訪問して行うというイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。

近年では、オンラインでの職場見学を行う企業も増えています。

ここでは、来社見学とオンライン見学とはどのようなものかを解説します。

来社見学

来社見学は、派遣先企業を直接訪問して見学する方法です。

見学したい企業が決まったら、派遣会社のコーディネーターと打ち合わせをし、見学当日の流れやどんな質問をするかなどを決めます。

見学日にはコーディネーターも同席します。派遣先企業の担当者に自己紹介し、見学のスケジュールについて説明を受けたら職場見学がスタートします。

実際の職場を見学しながら、業務内容の説明を受けていきます。貴重な機会ですのでメモを取りながら拝聴しましょう。

不明点や疑問点があれば、質疑応答の時間にまとめて質問します。派遣会社からも質問される場合がありますので、過去の経歴や志望動機など一般的な面接で質問されるような内容は答えられるようにしておきましょう。

オンライン見学

オンライン見学は、ビデオ通話アプリを使って派遣先企業の担当者と面談する方法です。

来社見学と同様に企業選定と打ち合わせからスタートし、見学日当日に派遣先企業の担当者と三者で行います。

異なる点はオンライン上で完結すること。画面共有を使って職場の説明や業務の説明を受け、その後は質疑応答を行います。

特に、仕事内容がオフィスワーク中心の企業の場合はオンライン見学のケースが多いです。

RDサポートは食品・健康分野の研究開発職に特化した派遣会社です

食品・健康分野の研究開発職に特化した派遣サービスを探している人にはRDサポートがおすすめです。

RDサポートは食品・健康分野の他にも、創薬・製薬・臨床分野の研究開発職に特化した人材派遣会社です。

大手上場企業からベンチャー企業まで1000件以上の企業との取引実績があるため、たくさんの選択肢から研究開発職の求人を探すことが可能です。

RDサポートのキャリアアドバイザーは理系出身で構成されており、経験や知識が豊富です。特化型の人材派遣会社であるため業界に精通していて的確なアドバイスとスピーディな問題解決が期待でき、かつサポート体制が充実しており安心して利用できる派遣会社です。

人材派遣だけではなく、正社員の求人紹介もしているため長期的視点でのキャリア形成についても相談・対応ができます。

自分の得意分野が理系で、派遣社員に興味があるという人、理系の企業で自分のスキルや知識を活かして働きたいという人はRDサポートの登録をおすすめします。

RDサポートならオンライン面談なので来社不要

RDサポートの派遣登録はオンライン面談で行うので来社不要です。

Web上で全ての手続きが完了するので「派遣の仕事に興味があるけど、忙しくて時間が作れない」といった人には、おすすめの派遣会社です。

オンライン面談は豊富な知識を持ったキャリアアドバイザーが対応するので「派遣の仕事について質問したい」「派遣の仕事のこの点が不安」といった相談もしっかりお答えします。

派遣会社はとりあえず登録だけするのもOKです。興味がある人は登録して情報収集しましょう。

【参考記事】派遣は登録だけしてとりあえず仕事を探すだけでもOKな理由を解説!

まとめ

今回は、派遣登録をWebで行う方法やWeb登録のメリット・デメリット、Web登録の際に注意したいポイントについて解説しました。

ネット環境の変化により、派遣登録の方法は来社登録からオンライン登録に移行が進んでいます。

自宅に居ながら登録が完了できるオンライン登録は、忙しい人の仕事探しを手助けしてくれることでしょう。

「派遣の仕事に興味がある」

「派遣の仕事探しがしたい」

「現在登録している派遣会社の他にもう1社登録したい」

そんな人は、オンライン登録が可能な派遣会社を利用しましょう。